マーガレットの旅

劇場公開日:

解説

「緑のそよ風」「百万人の音楽」のマーガレット・オブライエンの出世作で1942年作品。これでは主演は「青春の宿」のロバート・ヤングと新人ラレイン・デイである。ウィリアム・L・ホワイトの小説をデイヴィッド・ヘルツとウィリアム・ルドウイグが協力脚色し「南海の白影」等の故W・Sヴァン・ダイクガ監督し「美人劇場」のレイ・ジューンが撮影したもの。助演者は「我等の町」のフェイ・ベンダー、「断崖」のナイジェル・ブルース、少年俳優ウィリアム・セヴァーンという顔ぶれである。

1942年製作/アメリカ
原題または英題:Journey for Margaret
劇場公開日:1947年12月

ストーリー

アメリカの新聞記者ジョン・デイヴィスは、妻ノラと共に、戦乱のヨーロッパ各地を訪れて、報道の職責を果たしつつ、英国ロンドンに到着する。ところが予約していたアパートが空襲で破壊されたので、ホテルに投宿する。ジョンはロンドンの空襲被害の状況を観察してまわり、戦災孤児収容所でピーター少年の可愛さに心ひかれる。また空襲があって彼のホテルがやられたという報知を受け、ジョンが駆け付けると妻ノラも負傷していた。病院で聞くとノラはもう生涯母となることはできないという。ジョンも失望したが、ノラの衝撃はさにら大きかった。けれども多くの戦災を受けた人々の身の上を思ってノラの気持ちも変わり、夫に勧められるままに、一足先に彼女はアメリカへ帰った。ジョンはピーターを訪ねると、マーガレットという戦災少女も一緒だった。二人の孤児をバリー夫妻が養育を申しでたのでジョンは二人を伴って行く。しかし二人ともジョンになついて、バリー家の養子になろうとしなかった。そこで彼は自分が養子ににしようと思い立ち、ノラに問い合わせると彼女からも承知の返電があった。ジョンはロンドンからリスボンへ飛行機で行き、そこで用をすませてアメリカ行きの旅客船に乗ることとなる。ところが飛行場は手荷物の制限があり、孤児の一人だけをトランクに入れて飛ぶよりほかはない。他の旅客に事情を話して頼むが、誰も引き受けないので一人をバリー家に預けることとなり、ジョンは利口そうなマーガレットを伴って行こうと決める。二人の孤児が悲しむのを知って旅客の一人が荷物をあきらめてピーターを伴うことを引き受けたので二人の孤児は無事に渡米した。

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