暴力部落の対決

劇場公開日:

解説

西部劇スタートして、戦前から長い生命を保っているランドルフ・スコットの、愛馬スター・ダスト号を駆っての作品。西部劇には古参の「リスボン」のジョン・タッカー・バトルと「黄金を追う男」のダニエル・D・ビューチャンプの書下し脚本を、「ジュールスバーグの決斗」のリチャード・L・ベーアが監督。撮影は新鋭カール・ガスリー。音楽をロイ・ウェッブが担当した。「七人の無頼漢」のスコットと、「虐殺の砦」のジェームズ・クレイグ。加えて「歌はカリプソ」のアンジー・ディッキンソン、ダニイ・クレイグの2女優が主演。「サヨナラ」のジェームズ・ガーナー、「あの高地を取れ」のゴードン・ジョーンズ等が助演する。

1958年製作/アメリカ
原題または英題:Shoot-out at Medicine Bend
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1958年4月15日

ストーリー

対インデアン戦にひとまず終止符をうった守備隊のデブリン大尉(ランドルフ・スコット)は、部下のメイトランド車曹(ジェームズ・ガーナー)とクレッグ一等兵をつれて兄の住む町に向かった。だが町はスウ族のために破壊され、兄は惨殺されていた。兄の銃にインチキな弾がこめてあり、それがメデシンベンドの悪徳商人から出たものであることに確信をえた大尉は、報復のためその町に向かうが、途中で水浴中、入植者から預かった買物の金と身につけたものの一切を盗賊にとられた。彼等にクェーカー教徒が衣服を恵んでくれた。目的地の町はエプ・クラーク(ジェームズ・クレイグ)に牛耳られていた。彼の情婦で、酒場をやっているネル(ダニイ・クレイグ)が母の遺品のロケットを持っており、その言動などからも、大尉は盗賊事件の黒幕はクラークであることを知った。盗まれた軍服もクラークの店に隠してあった。それを彼は、この町で職を得た雑貨店の、美しい店員プリシラ(アンジー・ディッキンソン)に打ち明けた。そして彼は更に盗まれた金をさがしにクラークの店に入り、待ちぶせしていたクラークの子分を倒した。クラークは大酒飲みのクレッグを酔わせて情報を聞きとり、子分殺害犯人として大尉一行逮捕をせまり、寸刻の差で大尉はとり逃がしたが、残る2人に絞首刑を宣告せしめた。死刑執行の日がきて、2人は絞首台上にあげられた。その時クェーカー教徒の一行が最後の祈りを捧げるためにやってきた。その中には姿をかえた大尉がいた。絞首寸前に縄目が切られ、クェーカー教徒さえが立ち上り、銃撃戦となった。クラークを探した大尉は、彼が働く雑貨店の馬車をクラークが襲撃中なのを知り、馬を走らせたが既に荷は奪われていた。再び町にかえった大尉は、遂に宿敵と対決した。暗いマーケット内に逃れたクラークとそれを追う大尉は、闇の中で撃ち合ったがやがて弾丸が尽き、クラークの振り上げた大鎌の下で大尉の命も危ういかとみえた。しかしクラークは自ら刃の上に身をふせて自滅した。メデシンベンドに平和がきて、大尉とプリシラは結ばれた。

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