冒険騎手

解説

「真紅の路」「羊飼の娘」等の原作者であり、「大洋の果」「天罰」等の脚色者なるチャールズ・ケニョン氏が原作及び脚色をした大活劇で、主役は最近「3つの金貨」「高原の熱血児」で人気を沸騰させたトム・ミックス氏である。「南へ」等の監督者アーサー・ロッスン氏が監督の任に当たった。ミックス氏の対手は連続劇「真鍮の砲弾」「無人の都」で鳴らしたファニタ・ハンセン嬢。その他「愛の一念」のジャック・ネルソン氏「模範兵士」のスポッティスウッド・エイケン氏等が出演している。ニュース誌は『これよりも劇的興味の豊かなミックス映画は今まで随分あったが、この映画程ミックス氏の離れ業を1本の中に見せた映画は見たことがない。』とその活劇振りを称えている。

1919年製作/アメリカ
原題または英題:Rough Riding Romance

ストーリー

ドッブスという空想家の牧場主は、金鉱を掘り当てて成金となったが、汽車の椿事の際、バルカンにあるある王国の姫を悪人の手から救った。姫は彼にサンフランシスコまでの保護を頼む。勇ましいことが飯より好きなドッブスは喜んでこれに応じ、サンフランシスコにおいて姫及び姫の父なる王を救うため悪人を向こうへ廻して大活劇をする。そして職務終わってから彼は自分の牧場へ帰って来た。今は彼の勇気に憧れている姫ははるばる彼の跡を追って彼の牧場へ訪ねてきた。こうして2人の間には紅い恋の花が咲いたのである。

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