誉れの警官鬼神退治

解説

「男が真に怒った時」[支那街の暗影」と同じくケネス・マクドナルド氏主演活劇でサミュエル・M・パイク氏作の物語に基づいてウィリアム・ジェームズ・クラフト氏が監督したもの。マクドナルド氏の相手役はヴァイオレット・スクラム嬢が演じ、チャールズ・K・フレンチ氏、ウィリアム・ゴルド氏、モンエ・コリンス氏、エディス・ヨーク嬢等は助演している。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:The Pride of Sunshine Alley

ストーリー

サンシャイン・アリーという裏町は人の世の憂き辛さのすべてを一纏めにしたような所でテイム・オマリーはこの街を受け持つ警官となった。毎日毎日繰り返されるさまざまの事件を処理してゆくとは決して容易な仕事ではなかったがテイムは極力町をよくしようと努めていた。彼の赴任以来この裏町の親分で自動車泥棒を働いているレッド・マイク一味の悪人共は、思うように悪事が出来ないためにテイムを目の敵にして追い払う計画を企てたが、責任観念の強い上に腕力の強い警官なので歯がたたなかった。偶ま町の小町娘メリー・オニールがテイムと愛し合う仲となってからがレッド・マイクは無念で堪らず、仲間の喧嘩相手を殺したのを、無関係のテイムの父親バットが下手人であると告発した。テイムは父の罪を引き受けて奮起し、単身悪人共を相手に乱闘した末悉く彼らを捕らえ町に平和を招来した。

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