文化果つるところ(1923)

解説

ジョン・ラッセル著の小説「情熱の蔓」“The Rassionate Vineを、「心なき女性」に続いてレックス・イングラムが脚色及び監督したもので、主役は氏の令閨で「征服の力」「黙示録の四騎士(1921)」等に出演したアリス・テリーと、「心なき女性」「ゼンダ城の虜」等出演のラモン・ノヴァロの2人で、その他ヴァイタグラフに長くいたハリー・モーレイが悪役を、「心なき女性」その他のイングラム映画でお馴染みのエドワード・コネリー等が出演する。南海の孤島に展げられるロマンティックな劇で、イングラムのロマンティストとしての代表的な作品である。

1923年製作/アメリカ
原題:Where the Pavements End

ストーリー

文化果つるところ、ロマンスの花は美しく開く。南海の孤島ワロスに留まっている白人宣教師スペンサーの娘マチルダは原住民酋長の息子マトーリと美しい恋に落ちていた。若き2人が月も清いヤシの浜辺に、いくど恋の唄を唄いあった事か。彼女の父スペンサー牧師は、しかしかねてこの島で酒場を開いていたが今は改心してクリスチャンを装っているグレグスンという心良くない男を信じきって、娘を彼に与えようとしていた。暴風雨吹き荒れる夜グレグスンはマチルダを犯そうとしてマトーリと激しい争闘を演じて殺される。人種の差は恋の2人に悲しい別れを余儀なくなせた。何日の日にか再び相逢うよすがもなく、別離の涙に月をうるむ、南の海をマチルダを乗せた船はこの孤島から離れて行く。非表 M1923

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