ブロードウェイの西

解説

ラルフ・グレイヴス・とメレディスが合作したストーリーからジーン・マーキーが撮影台本を書き上げ、台詞を付し、「暗黒街に踊る」「夜歩きパリ雀」のハリー・ボーモンが監督し、「あけぼの」「運命の兄弟」のメリット・B・ガースタッドが撮影した映画で、「運命の兄弟」「パリの魔人」のジョン・ギルバート、「大西洋横断」「感激の怒濤」のロイス・モーラン、「印度の寵児」のマッチ・エヴァンス、「脱走兵」のラルフ・ベラミー、「各国の女」のエル・ブレンデル、グウェン・リー、ヘッダ・ホッパー等が主演している。

1931年製作/アメリカ
原題または英題:West of Broadway

ストーリー

大戦で重傷をうけた金満家のジェリーは許嫁のアンに会えるのを楽しみに凱旋して来たがアンの心は変わっていた。そのため彼は心して静養しない限り半年は生きられないと医師から宣告されているにも拘らず許嫁から受けた心の痛手を紛らせるために放辣な生活をはじめた。一夜彼は泥酔の挙句ドットなる女性と知り合いその晩結婚してしまった。翌朝酔いから覚めたジェリーは自分の軽はずみを後悔し、女に因果を含めて離婚の相談をしたが女が応じないので問題を弁護士の手に移し自分はアリゾナの別荘に逃げた。ところがドットは飛行機で先回りして別荘に来ていた。ドットは心からジェリーを愛しているのだがジェリーは自分の遺産が目的で女が執拗につきまとうのだと誤解し意地にも静養して生き長らえようと決心した。ジェリーは遂にニューヨークから弁護士を招いて二万五千ドルの手切金をドットに渡し無利矢理に離婚をせまったのでドットも遂に愛想をつかし手切金をたたき返してニューヨークへ帰ってしまった。こうなるとジェリーは急に寂しくなった。そうして自分も心ではドットを愛していたことに気がついた。女の後を追ってニューヨークに帰ってきたジェリーはドットが捨鉢な昔の生活に戻っているのを見出だし、彼女のいわゆる「客」なる男と大喧嘩をして事件は法廷に持ち出された。ジェリーはすべて過失は自分の側にあることを告白しドットもまた自分が悪かったのだと謝罪した。二人の上に下された判決は「終身結婚」だった。

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