フロリダ超特急

解説

「女学生大行進」のジャック・オーキー、「当たり屋勘太」のサリー・アイラース、「過去から来た男」のケント・テイラーおよびフランセス・ドレイクが共演する映画で、監督には「女学生大行進」「喧嘩友達」のラルフ・マーフィーがあたった。原作はクラレンス・バディントン・ケランド作の小説で、デイヴィッド・ボーム、マーゲリット・ロバーツ、ローラ・ペレルマン、S・J・ペレルマンの4人が脚色に協力した。撮影は「花嫁の感情」のレオ・トーヴァーの担任である。前記のほか「虎鮫島脱獄」のクロード・ギリングウォーター、「暗黒街全滅」のJ・ファーレル・マクドナルド等が出演。

1932年製作/アメリカ
原題または英題:Florida Special

ストーリー

ニューヨーク発マイアミ行き「フロリダ特急」に乗っている千万 長者のスタッフォード老人は百万ドル以上の宝石を持ち込んでいたがハリガン警視を用心棒に頼んで安心し、宝石の箱はマリーナに保管を依頼した。列車が北フィラデルフィアを出た時老人の姿が忽然と消えた。ハリガンは新聞記者バングズおよび失恋男ウォーリーと協力して車中を捜索したが発見することが出来なかった。ギャングのハーマンは宝石を盗もうと機会を狙っていたが、マリーナは宝石泥棒のマクリンに襲われて宝石の箱を奪われた。行方不明、殺人、強盗と重なる事件にハリガンは切歯して活動するが、謎は容易に解けそうもない。ウォーリーはサービス・ガールのジュリィがマクリンにつきまとわれているのに同情し、それとなく監視していた。マクリンが彼女に盗んだ宝石を列車から持ち出すように強要しているところへ、ウォーリーはハリガンと現れて彼の身体検査をしたが宝石は発見されない。ジュリィはその後で宝石を発見し、ウォーリーの手を経てハリガンへ返却したが、マクリンはそれを奪って列車から逃走した。この時バングスはスタッフォード老人が病人に化けて特別室に納まっているのを発見する。老人は本物の宝石を氷嚢の中に隠し、箱にあるのは偽物だと言って一同を驚かした。そこへハーマン一味が拳銃を擬して侵入し、宝石を奪って一同を車中に監禁した。しかし丁度その時列車はリッチモンドへ到着した。プラットホームにはハリガン歓迎の警官が整列していたので、ハーマン一味はたちまち一網打尽に捕らえられた。ウォーリーとジュリィは結婚を約し、バングスは一世一代の特種を握って意気揚々とニューヨークへ引き上げた。

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