風変りな恋
劇場公開日:1950年6月20日
解説
巨額の遺産をめぐる女相続人と、愚か者を装うスタントマンとの駆け引きを描くコメディ。ジャック・デュヴァルの原作の映画化で、脚本はチャールズ・ブラケットとリチャード・L・ブリーンが共同で執筆。製作はチャールズ・ブラケット、監督はリチャード・ヘイドン、撮影はチャールズ・ラング・ジュニア、音楽はヴィクター・ヤング、編集はエヴァレット・ダグラスが担当。出演はジョン・ランド、ワンダ・ヘンドリクス、モンティ・ウーリー、バリー・フィッツジェラルドなど。
1948年製作/101分/アメリカ
原題または英題:Miss Tatlock's Millions
配給:セントラル
劇場公開日:1950年6月20日
ストーリー
映画のスタントマン、バークは富豪タトロックの孫スカイラーの後見人と名乗るヌーナンの来訪を受ける。変わり者のスカイラーは仕送りを受けながらハワイで暮らしていたが、二年前に死に、ヌーナンはネコババを決めこんでいたのだ。しかしタトロックが亡くなり、遺産分配のために本邸からスカイラーに呼び出し状がきた。困ったヌーナンは替え玉を探した末に、バークに白羽の矢を立てたのだ。相談が首尾よくまとまり、バークは偽スカイラーとしてタトロック家へ乗り込む。親類縁者をうまくごまかすバークだが、祖父の遺言で莫大な遺産が舞い込んだことにすっかり怖気づき、ヌーナンと逃げ支度をする。スカイラーの純情な妹ナンシーに恋してしまったバークだが、兄に化けている以上はどうにもならない。そこへ、欲深い伯母キャシーが財産を目当てに、ナンシーを自分の息子で女たらしのニッキーと結婚させようとしているのを知り、その企てを止める。しかしキャシーに正体を暴かれ、告訴は免れたもののバークはナンシーを置いてハワイへ去る。彼の煩悶を見かねたヌーナンはナンシーを呼び寄せ、すべてを知ったナンシーとバークの恋がようやく始まるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リチャード・ヘイドン
- 脚本
- チャールズ・ブラケット
- リチャード・L・ブリーン
- 原作
- ジャック・デ
- 製作
- チャールズ・ブラケット
- 撮影
- チャールズ・ラング
- 音楽
- ビクター・ヤング
- 編集
- エヴァレット・ダグラス