漂泊の兄弟

解説

ジョージ・オーウェン・バクスター著の「ドネガン」をドティー・ホバートが脚色し、「命を的に」「男の中の男」等と同じくウィリアム・A・ウェルマンが監督したもの。主役は「豪傑ダン」「命を的に」等と同じくチャールズ・ジョーンズとマリアン・ニクソンの共演である。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:The Vagabond Trail

ストーリー

幼い時別れた兄を尋ねて漂泊の旅を続けていたドネガンは鉱山主メーコン大佐と娘のルーに救われて鉱山に生活する事になった。ルーにはニックという婚約者があったが、酒場の踊子ネリーに現を抜かしているニックの放蕩を見兼ねて、ドネガンはニックをしてネリーを諦めさせようと酒場へ来た。そのため2人の間には決闘が行なわれたが、勝ちはドネガンのものであった。ドネガンはかつてルーを想っていたのであるが、我が恋とげられずと諦めてその町を去ろうとした時、再びニック一味に襲われた。ドネガンが傷つけられた時、計らずともニックこそ多年求めていた兄である事が判った。2人は奇遇に驚き喜んだ。弟とルーとの恋仲を知ったニックは2人を結婚せしめ自らは母のもとへ帰って行った。殺伐な鉱山町にドネガンとルーとは新婚の楽しい生活に入る事になる。

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