漂泊の踊子

解説

「舞姫悲し」「舞踏王国」等と同じくロバート・Z・レナード氏監督、メイ・マレイ嬢主演のメトロ映画で、原作及脚色はセイダ・コウアン女史とハワード・ヒギン氏の合作になつたもの。マレイ嬢の対手は「虚栄の市(1923)」等出演のアール・フォックス氏、「離鰹」等出演のフリーマン・ウッド氏「恋に生きる者」等出演のエルモ・リンカーン氏で、マレイ嬢は珍らしく姉妹二人を演じている。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:Fashion Row

ストーリー

ブロードウェイの花形オルガ・ファリノーワはダンスの名手としてニューヨークの人気を一身に荷っていたが、名門の息子エリック・ヴァン・コルラントと結婚することになった。オルガの妹ジタが遥々ロシアから姉の行方を捜してアメリカへ来たが、それと同じ船で、かつてオルガを挑んで顔に傷を受けたカミノフという男が、オルガに復讐しようとして来た。盛大な假装舞踊会がオルガの邸宅で催された時カミノフはジタが危険に迫っているという手紙を送ってオルガを誘き出し、復讐をしようとした。オルガの危ない所へ彼女の夫の親友ジェームズが来て、カミノフと大格闘となり、カミノフの射った弾はオルガを斃したが、カミノフも命を落す。ジタはコルラントの邸に引取られる。エリックは、ロシアの窮民救済事業に悲しみを忘れジェームズはジタを妻とする日の来るのを楽しみに待った。

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