爆弾突進

解説

「乱射乱戟」「爆撃乱闘」に次いで製作されたケン・メイナード氏主演西部劇で同じくアルバート・ロージェル氏が監督したもの。原作はベネット・コーエン氏が執筆し、例によってメイナード氏の愛馬ターザンが活躍し「乱射乱戟」「女権拡張」のグラディス・マッコネル嬢が相手役を勤めている。

1929年製作/アメリカ
原題または英題:Cheyenne

ストーリー

ハーバーという小都会のロデオ競技に出場してクラクストンという男の騎手として美事に優勝したカル・ロバーツは自信が出来たので米国中のカウ・ボーイ連が集って馬術を競うシェイエンヌの大ロデオ競技に出ようということになった。ヴァイオレット・ウェントウォースという娘は父親が形見に残した馬を競技会に出しては父親の債務を少しづつ返していたのであったが、彼女と知り合いになったカルは今度の大競技会には必ずヴァイオレットの騎手になると約束した。それを聞いたクラクストンはひそかにカルの契約書を変改して彼がヴァイオレットの馬に乗ることが出来ないようにして了った。その上競技会場まで行く旅費がヴァンオレットにないのを奇貨として、クラクストンはカルに支払うべき賞金を言を左右にしてどうしても支払わない。そこでカルの親友の「火箸」が奮慨して金庫を開いて賞金をカルに渡した。カルは早速それをヴァンオレットに貸してやった。契約書変造のことを知っているポッグスという男が万事をカルに語ろうとするので、クラクストンはポッグスをフォード自動車に乗せてどこかへ連れて行って了った。カルは競技場へ行ってポッグスを探すためフォード自動車を片っぱしから探しはじめたので、狂人と間違えられて警官に追いかけられる。しかしようやくのことでカルは競技に参加することが出来、首尾よくヴァイオレットの騎手として優勝した。かくて警察側の誤解も晴れ、クラクストンの非望は遂に失敗に帰したのである。

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