反抗
解説
ハリー・ケイリーがユ社脱退後エフ・ビー・オー社へ入っての第1回作品で、自身の原作をユ社の俳優であったヴァル・ポールが監督した西部活劇で、性格俳優として数年以前名声嘖々たりしヘンリー・ウォルソールが対手役を演じているのが悲惨の感を唆る。そのほかユ社時代からの対手役ミニョンヌ・ゴールデンやヴェスター・ペッグ、チャールズ・ルモイン、それにエセル・グレイ・テリーまで出演する。リオ・グランデ河を挾んで、メキシコとアリゾナを背景に、ケイリー一流の大活劇である。
1922年製作/アメリカ
原題または英題:The Kick Back
ストーリー
白馬のハリーと呼ばれた快男子は米国境の近くアリゾナの地に牧場を求めて生活していたが、彼の土地にはその附近唯一の水源地があった。悪人どもはこれを彼の手から奪わんとしメキシコ領へ誘い出しぬれぎぬを被せて投獄する。彼はメキシコの娘コンチタの助けを得て逃れたが、アリゾナへ帰って再び投獄され、危く私刑に処せられんとした時真犯人は捕らえられて、彼は恋人と恋の勝利を味う身となる。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ヴァル・ポール
- 脚本
- George Edwards Hall
- 原作
- ハリー・ケイリー