母なき娘

解説

リリアン・モーティマー女史原作の舞台劇に基づき、マイケル・オコンナー氏が脚色しチャールズ・ホーラン氏が監督した。主役はお馴染のないジェネヴィーヴ・トービン嬢とドロレス・ルーセ嬢で、ジャック・マクリーン氏、アーヴィング・ハートリー氏等が相手役である。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:No Mother to Guide Her

ストーリー

メリーは早く母を失って乱暴者の父と、父に気兼ねばかりして居る祖父とに育てられて家庭の温か味を知らなかった。 彼女の学校友達のキャサリンは金持ちの娘で何不足ない生活をして来ていたが、道楽者のドナルドに誘惑されて両親に知らせず結婚したが、ドナルドはキャサリンが妊娠すると無情にも彼女を捨てて他国へ走った。両親には打ち明けられず困り果てたキャサリンは音楽研究という名目でメリーを連れてヨーロッパへ旅行し女の児を生んだが、その赤児は情けあるメリーが引き取って我が児として育てる事にした。その為メリーの恋人ビリーは彼女を疑視したが、キャサリンの告白で彼はメリーの潔白を知った。ドナルドは汽車に衝突して惨死し、キャサリンは赤児を引き取って音楽のうちに慰めを見いだし、メリーとビリーとは幸福な生活に入る。

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