白銀のシュプール
劇場公開日:1968年10月12日
解説
アメリカのスキー映画作家ウォーレン・ミラーが世界のスキーのメッカに240万以上の旅をして製作・監督した作品。撮影は彼と、ドン・ブローリン、ロッド・アリン、音楽はビリー・アレンが担当した。登場する主なスキーヤーはフランスのジャン・クロード・キリーをはじめ、ナンシー・グリーン(カナダ)、マリエル・ゴアシェル(フランス)、ロジェー・シュタウプ(スイス)ほかナレーションは原版はウォーレン・ミラーだが日本版ではロイ・ジェームスが担当している。監修は猪谷千春。
1967年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Ski on the Wild Side
配給:MGM
劇場公開日:1968年10月12日
ストーリー
○マンモス・マウンテン=ネバダ州にある標高3355メートルの雪山。大斜面でのスキーの醍醐味。 ○スコー・バレー=ここは1960年の冬季オリンピックの会場。豪華な設備を持つマンモス・スキー場。スタン・トムリンソンのスキー学校が有名。 ○スノウ・バレー=メキシコ国境近くで南カリフォルニアのスキーヤーがつめかける。 ○マウント・スノウ=バーモント州随一のスキー場。空飛ぶ円盤と呼ばれる4人乗りの最新式リフトが人気のまと。 ○アスペン=コロラド州のスキー場でスピードの世界チャンピオンのクリストル・ハーバートと夫君のハロルドが好技をふるう。 ○ベイル=5年前には山小屋しかなかった所に今やホテルやレストランが立ち並ぶ。そしてここでは国際スキー競技大会が開催中。キリー、ナンシー・グリーン、マリエル・ゴアシェルらが技を競う。夜のダンス・パーティも派手だ。 ○ジャクソン・ホール=ワイオミング州のスキー場。ここでも国際スキー競技大会の真最中。 ○ユタ=ロッキー山脈の岩峰から続く白銀の急斜面をラッセル車のように粉雪を吹きあげての、豪快華麗な山スキー。 ○バル・ディゼール=ヨーロッパに渡り、ここフランスのスキー場は標高1850メートルの高地。 ○クーシャベル=山腹の空港から小型機を利用し、15分後には滑れる。ただし新雪の山の急斜面では雪崩の危険があるのでパトロール隊はいそがしい。彼らは雪崩に埋った時の目印に赤いゴム風船をつける。 ○イトコール=ここはソ連のスキー場。ソ連スキー選手権大会が行なわれている。 ○プラネチア=ユーゴのクラインスカヤゴラにある、このスキー場ではフライング大会の開催中。チトー大統領の顔もみえる。 ○タスマン氷河=ニュージーランドの壮大なスキー場。大滑降が楽しめるが、クレパスに落ちないようにガイドが先頭をいく。 ○苗場、八方尾根、蔵王=おなじみ日本のスキー場が登場。ウォーレン・ミラー主催の世界ころびっこ大会が興を添える。