ハッピイ・デイス

解説

フォックス社のレヴュー映画で「想夫舞曲」「暗黒街のローマンス」のシドニー・ランフィールド氏と「ニューヨーク万華響」のエドウィン・バーク氏とが書き下ろし、「ハヴァナから来た女」「ニューヨーク万華響」のベンジャミン・ストロフ氏が監督し、「クリスティナ」「ヨーロッパ突進」のルシエン・アンドリオ氏と「サニー・サイド・アップ」のジョン・シュミッツ氏が撮影した。出演者は「浮気発散」のリチャード・キーン氏、「サニー・サイド・アップ」のマージョリー・ホワイト嬢、「スウィーティー」のスチュアート・アーウィン氏、「グリーン家の惨劇」のチャールズ・イー・イヴァンス氏等で、レヴュー場面にはウィル・ロジャース氏を始めとしてフォックス人気俳優全部が出演し、ジョージ・オルスン・ジャズ・オーケストラが演奏し、上山草人氏が司会者として日本語で紹介の労をとる。レビュー場面は「浮気発散」出演のウォルター・キャトレット氏が舞台監督の任に当たり、ダンスはアール・リンゼイ氏が指揮したものである。なお特別出演俳優中の重なるものは、ウィル・ロジャース氏、ジャネット・ゲイナー嬢、チャールズ・ファーレル氏、ワーナー・バクスター氏、ヴィクター・マクラグレン氏、アン・ペニントン嬢、エドマンド・ロウ氏、トム・パトリコラ氏、ジェー・ハロルド・マレイ氏、ディキシー・リー嬢、ポール・ペイジ氏、フランク・リチャードソン氏、シャロン・リン嬢、デイヴィッド・ローリンス氏、エル・ブレンデル氏、フランク・アルバートソン氏、ニック・スチュアート氏、ウォルター・キャトレット氏、ジョージ・ジェッセル氏、老ウィリアム・コリアー氏、ファーレル・マクドナルド氏、ジェームス・ジェー・コーベット氏、ジョージ・マクファーレーン氏、レックス・ベル氏等である。(順不同)

1929年製作/80分/アメリカ
原題または英題:Happy Days

ストーリー

過去40年間というものカーネル・ビリー・バッチャーはマンモス・ミンストレルスと名乗る一座を以てショーボートでミシシッピ河を上下していたが、トーキーの隆盛とともにすっかり不況となり一座の支持も困難となってしまった。座長バッチャーの孫ディックは若いに似ずしっかりした芸を持つ踊り手で、一座の花形のマージーと恋仲であった。マージーはニューヨークに出て桧舞台に立ち成功したらバッチャー老人を呼び寄せようという考えでディックに相談したが彼は何故か拒絶した。不景気続きで重なる負債にショーボートは差し押えをくらい興行もできなくなった。マージーは単身ニューヨークに赴き、演劇及び映画人クラブに変装して給仕に住み込んだ。クラブ員のウィル・ロジャース、ウォルター・キャトレット、ジョージ・ジェッセル等は以前はショーボート役者であった。ある日クラブ員のトム・パトリコラにお尻を蹴飛ばされて転んだ拍子にマージーの給仕が女であることがばれ、彼女の身の上話からバッチャーがメンフィスで差し押えられた一件を話すと、一同は気の毒がりちょうどロジャースの牧場へ飛行機で遊びに行くことになっていたので途中で降りてメンフィスのオペラ座で寄付興行を催した。マージーとディックもスター連と相並んで腕前のほどを見せたので2人はあこがれのブロードウェイの大劇団に出演することができるようになった。借金を返済したカーネル・バッチャーもショーボート興行をやめて孫たちと一緒に幸福な余生を送ったという。

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