ニューヨーク・バンパイア

劇場公開日:

解説

ニューヨークを舞台に、タクシー・ドライヴァーとして働く吸血鬼をめぐる愛と、連続殺人事件の恐怖を描く。製作総指揮はアーノルド・ブルックとスティーブン・フラックス、製作はマイケル・ボックナー、監督・脚本はジェラルド・チッコリッティ、撮影はロバート・バーグマンが担当。出演はシルヴィオ・オリヴィエロ、ヘレン・パパス、ニール・クリフォードほか。日本版字幕は林完治。カラー、ビスタサイズ。1986年作品。

1986年製作/アメリカ
原題:Graveyard Shift
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1988年3月12日

ストーリー

ニューヨークの夜の街を走るイエロー・キャブのタクシー・ドライヴァー、スティーブン・ツェピース(シルヴィオ・オリヴィエロ)は実は350年間も生き続けている吸血鬼だった。今夜も彼は乗ってきた客の女の血を吸って、その女もバンパイアにしていたが、そんな生活に疲れてもいた。ところがある夜に乗せた1人の女性と出会ったことで、その生活は変わった。彼女はミシェール(ヘレン・パパス)と言い、ビデオ・ディレクターであったが仕事もうまくいかず、女狂いの夫のエリック(ニール・クリフォード)とも疎遠になっていた。2人は出会った時から何となく惹かれ合った。ツェピースにとっては、ミシェールこそ300年前、結ばれないまま死別したかつての恋人にそっくりの女性であり、やがてツェピースの正体を知り恐怖におののいたミシェールも、ツェピースの真摯な愛を知り2人はとうとう結ばれた。その時、ツェピースのバイブレーションが彼に咬まれて吸血鬼となった女達に伝わり、ツェピースとミシェールがエクスタシーに達した時、女達は身近の人間の喉をかき切りだした。ツェピースはミシェールと愛を交わすことにより、350年間生きてきた生涯に終わりを告げようとしていたが、彼の正体を知ったエリックや殺人事件を追う警官隊らに追われ墓場のセットがしつらえてあるビデオ用のスタジオに逃げ込む。しかしそこでツェピースは遂に胸に杭を打たれて死んでしまった。この事件から暫くたった。ニューヨークの夜の街を、かつてツェピースが乗っていた深夜勤務のタクシー、237号が走っていた。ドライヴアーはミシェールだった。客の声がかかる。ミシェールの牙がうずいた。(ジョイパック配給*1時間28分)

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く