ニューマンという男
劇場公開日:1964年2月27日
解説
レオ・ロステンの同名小説をリチャード・ブリーン、フィービー・エフロン、ヘンリー・エフロンの3人が共同でシナリオを執筆、「脱獄」のデイヴィッド・ミラーが演出した軍事ヒューマニズムドラマ。撮影はラッセル・メティ、音楽はフランク・スキナーが担当した。製作はロバート・アーサー。出演は「アラバマ物語」のグレゴリー・ペック、「40ポンドのトラブル」のトニー・カーティス、「電話にご用心」のボビー・ダーリン、「浮気の計算書」のエディ・アルバート、「40ポンドのトラブル」のラリー・ストーチ、「アラバマ物語」のロバート・デュバル、「素敵なジェシカ」のアンジー・ディッキンソンなど。
1963年製作/アメリカ
原題または英題:Captain Newman, M. D.
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1964年2月27日
ストーリー
米空軍のある砂漠の基地。ニューマン軍医大尉(グレゴリー・ペック)は神経精神科の主任。聡明で人情味あるベテラン。だが将校連は軍医として行動しながら、いつか本職の軍人の発言をするニューマンをけむたがった。司令官の大佐はニューマンが多くの人員を地上に留めているのが気に食わない。ニューマンの当番長にライボウィッツ伍長(トニー・カーティス)という一風変わった男がいた。医者ではないがしばしばノイローゼの治療を奇跡的にやってのけ、部隊の幹部からも患者たちからも重宝がられた。ニューマンの部下の看護婦の中にフランシー中尉(アンジー・ディッキソン)がいたが、2人は相愛の仲であった。患者で部下を失ってノイローゼになった大佐がいたが、軍医の尽力にも拘らず自殺した。また他の患者、燃える飛行機から戦友を救い出せなかったことを苦にノイローゼになった伍長がいたが、ニューマンの力で再び戦線に復帰した。そして戦死。ニューマンはふと自分の仕事に疑惑を抱いた。知識と能力を尽くして病人の治療をするが、回復させてやることが戦場での死を意味するのだ。だが運命を変えることはできない。やはり任務は遂行すべきなのだ。
スタッフ・キャスト
- 監督
- デビッド・ミラー
- 脚本
- リチャード・ブリーン
- フィービー・エフロン
- ヘンリー・エフロン
- 原作
- レオ・ロステン
- 製作
- ロバート・アーサー
- 撮影
- ラッセル・メッティ
- 音楽
- フランク・スキナー
受賞歴
第36回 アカデミー賞(1964年)
ノミネート
助演男優賞 | ボビー・ダーリン |
---|---|
脚色賞 | リチャード・L・ブリーン フィービー・エフロン ヘンリー・エフロン |
音響賞 |