縄張を荒らすな
劇場公開日:1960年7月8日
解説
開拓時代のワイオミング高原を舞台にした西部劇。ダニエル・D・ビューチャンプとジョセフ・ホフマンの共同脚本を「荒野の追跡」などのジェシー・ヒッブスが監督した。撮影はモーリー・ガーツマン、音楽は「夜を楽しく」のジョセフ・ガーシェンソン。出演は「敵中突破せよ」のジョン・ペイン、「野郎!拳銃で来い」の、マリ・ブランチャードら。製作テッド・リッチモンド。
1954年製作/アメリカ
原題または英題:Rails into Larame
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1960年7月8日
ストーリー
ワイオミングのララミーに敷設中の鉄道は、工夫達が怠け、工事がはかどらなかった。軍隊の動員を要請した。派遣された部隊はたった1人、大酒飲みで乱暴者というジェフ・ハーダー(ジョン・ペイン)だった。それに、彼はララミーのボス、ジム・シャネシー(ダン・デュリエ)の古い戦友だとわかった。シャネシーは買収を計り、その酒場でショーガールのルー・カーター(マリ・ブランチャード)を紹介した。ジェフはシャネシーに金を返し、口論し、手下のエイスを殴り倒した。シャネシーは冷静を装った。自宅にジェフを招き、昔はりあった女ヘレンにあわせた。彼の妻だった。――翌日、ジェフは悪現場監督をクビにした。シャネシーの経営する工夫相手の飲み屋を閉鎖させた。全工夫を解雇し、工事の中止を命じた。怒った群集が町役場に押しかけた。シャネシーはサボタージュを呼びかけた。ジェフは彼を逮捕した。その夜、ジェフは一味に襲われ、貨車に投げこまれた。シャネシーの公判は延期された。ジェフはやっと町に戻り、将軍に電話したが、電話は不通だった。鉄道も爆破されていた。彼は本部へ出発した。保安官サマースが途中で殺された。――ルーはジェフに好意を持ち、エイスが保安官を殺したのだと告げた。エイスはジェフに決闘をいどみ、逆に殺された。ジェフはシャネシーを再び捕らえ、女性ばかりの陪審員で裁判した。陪審員長ルーはシャネシーに死刑を命じた。が、ヘレンが渡した拳銃で、シャネシーは留置場を破り、ジェフを殴り、ルーを射って、汽車を動かしシャイアンに向った。こちらに向かっている汽車を知らなかったのだ。ジェフは馬で近道をとった。汽車に飛び乗り、相手を殴り倒して、やっと止めた。ララミーは平和になり、工事が始まった。ジェフはルーに再会を約して去った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジェシー・ヒッブス
- 脚本
- ダニエル・D・ボーチャンプ
- ジョセフ・ホフマン
- 製作
- テッド・リッチモンド
- 撮影
- モーリー・ガーツマン
- 美術
- ベルナルド・ヘルッブルン
- ロバート・クラットワージー
- 音楽
- ジョセフ・ガーシェンソン
- 編集
- テッド・J・ケント