懐かしの小唄

解説

ギルダ・ヴァレシとドリー・バーンの合作を、フランク・ベレス・フォードが脚色し、「盲目の誓」「ノートルダムのせむし男(1923)」等と同じくウォーレス・ウォースリーが監督したもので、主役は「死霊と戦う女」主演のクララ・キンボール・ヤングで、同じくエリオット・デクスターが対手役である。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:Enter Tadame

ストーリー

ボストンの富豪ジェラルド・フィッツェラルドの妻は世界的声楽家リサ・デラ・ロビアとして名声を博し、イタリア、ミラノに居を定めて長年故郷へ帰って来ない。彼女はミラノでアルバ公爵と親しく往来して風流の交際を続けているのであった。ボストンにいて実業界に活躍しつつ妻と離れて暮らしているジェラルドは、リザが離婚に同意ならばフローラ・プレストンという寡婦と結婚したい旨を申し送ったが、こうなるとさすがのんきな夫人も驚いてボストンに帰って来た。しかしロマン的の生活は堅気の夫の性格と相容れず離婚談は進行して、しまいに裁判が確定するまで夫はフローラと同居する事にしてしまった。そして夫人は南米の舞台に出演する契約を結んで出発の前夜、夫とフローラとを招いて小宴を催し、席上その晩一夜だけ夫を自分のもとに引き留めて置こうという夫人の交渉が受け入れられた。桃色の朝が訪れたとき、夫婦は今までの態度を変えて睦まじい新婚の夫婦のようになり、フローラとの交際を断って、2人は一生離れまいとの堅い誓いを交わしたのであった。

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