情無用の拳銃

劇場公開日:

解説

クレア・ハフェイカーの脚本を「狙われた女」のハリー・カラーが監督した西部劇。撮影はエリス・W・カーター。音楽をウィリアム・ラヴァが担当。出演は「許されざる者(1960)」のオーディ・マーフィのほかバリー・サリヴァン、ベネチア・スティーヴンスン、ジョン・マッキンタイア、ケネス・トビーら。製作ゴードン・ケイ。

1960年製作/アメリカ
原題または英題:Seven Ways from Sundown
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1960年12月1日

ストーリー

西部開拓時代のテキサスに殺人鬼ジム・フラッド(バリー・サリヴァン)が暴れていた。バックリーの町に駐在するテキサス警備隊のハーリー隊長(ケネス・トビー)も手を焼いていた。その頃、セブン・ジョーンズ(オーディ・マーフィ)が隊に着任してきた。ハーリーはさっそく、セブンにフラッド逮捕を命じ、老練なヘネシー軍曹(ジョン・マッキンタイア)を同行させた。セブンは町で知り合ったジョイ(ベネチア・スティーブンスン)に別れを告げて出発した。苦難のすえ、2人はフラッドを追いつめ、セブンの早射ちで逮捕したが、ヘネシーは傷ついた。連行している間、フラッドとセブンの間に奇妙な友情がわいた。フラッドの話でセブンは兄の死の真相がわかった。去年の春、セブンの兄とともにフラッドを追っているうちに、卑怯にもハーリーは兄を見殺しにしたのだった。町についたフラッドはハーリーをなじり、留置場を破り彼を殺した。フラッドはジョイのところにいるセブンに仲間に入れと誘った。友情には感謝したもののセブンは断った。町民に追いつめられたフラッドは拳銃を発射しながら逃げるとき、誤ってジョイを傷つけた。意を決したセブンはフラッドに決闘を挑み、彼を倒した。フラッドの若い友人に対する最後の花むけだった。悪人ながらも人間味あふれたフラッドを失ったセブンは、その悲しみをジョイの愛情でいやした。

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