永遠に美しく…のレビュー・感想・評価
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欲望の果てに
・25年くらい前に金曜ロードショーで断片的に見た記憶があり、改めて観返した。ロバートゼメキス監督作品で驚いた。HEREとは全然違った。
・女性同士のあるあるなのか、表向きは仲良しだけど内心で憎みあっている二人が、不老不死の薬を飲んでぼこぼこにやりあってから和解したのが面白かった。
・記憶では二人がもっとやりあっていたような気がしたけど、そんなにいがみ合ってなくて勝手な思い込みだった。
・初見は10代だったのと、薬を打っているほぼ半裸の女性が気になっていたと思う。若くいたのも魔法だったか薬だったかおぼえてなくて薬だった。当時はそんなに若くありたいかなみたいに思っていたと思う。今は40になって飲もうかどうか迷う。でも、死んだら肉体が死んでるのは辛すぎる。指先は再生したのに死んだらダメなのかと使えるような使えないような薬だなと思った。
・不老不死の薬をのんだ集まりが亡くなった俳優や歌手の集まりって言うことに今回見てそういうとこの笑いもあったんだなと知った。
心の貧しい人は美しさを保てない。
これまた、懐かしい映画です。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのロバート・ゼメキス監督による、永遠の美しさを求めた女性達の51年をブラックでコミカルに描く作品です。
ずっと美しくいたいってのは、どの女性でも描く夢だと思いますが、見事に皮肉って可笑しく見せてくれます。って言うより、冒頭のブルース・ウィリスが最低男ですね。
全てはこいつが元凶じゃないかって気がします。
でも、結局、巻き込まれて散々な目に合うのもブルースですよね。
【ネタバレ】
ゴールディ・ホーンは、自分の婚約者を奪われた7年後、見るも無残な生活を送っていたが、ふとした事できっかけを見つける。
さらに7年後が本作のメインになるんだけど、婚約者を奪って結婚したメリル・ストリープとブルース・ウィリスの夫婦は冷めきっていた。そこに美しさを取り戻したゴールディ・ホーンが現れて・・・
シッチャカメッチャカが始まる。
なんと、永遠の美しさを保つために永遠の命を手にするんだけど、それには身体を大切に扱わなければならなかった。ところが2人の女性は争うものだから身体は最初から傷だらけ。
ラストは37年後になるんだけど、歩き方もおぼつかない。きっとその間も何度かハデなケンカしたんじゃないかな。
最後に一言、死を偽装した人たちのパーティーに、アンディ・ウォーホル、マリリン・モンロー、ジェームス・ディーンを見つけました。他にもいたんじゃないかな。
プレスリーは実は死んでいなかったってのが、確か当時噂になっていたような・・・それを作品中に入れてたのも笑えた。
【”永遠の命に幸あれ!”一人の男を誘惑するために、ピンクの妖しい薬を飲んだ二人の熟女と男との関係を描いたブラックコメディ。メリル・ストリープとゴールディ・ホーンの変貌ぶりが凄いです。】
■ヘレン(ゴールディ・ホーン)は有名な美容整形外科医・アーネスト(ブルース・ウィリス)と婚約するが、学生時代からのライバルである女優・マデリーン(メリル・ストリープ)に彼を奪われ、アーネストとマデリーンは結婚する。
7年後、デブデブに太ったヘレンだが、その7年後に若さと美貌を取り戻したヘレンがアーネストを誘惑し始める。
マデリーンはアヤシイ71歳の美女リスル(イザベラ・ロッセリーニ)と出会い、大金を払ってピンクの妖しい秘薬を飲んで若さを取り返す。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・アーネストとマデリーンが、完全に仲が冷えてしまい、ヘレンの誘いでアーネストがマデリーンを殺害する事を決意するが、その前に豪邸の2階から螺旋階段上で喧嘩して、彼女を突き落としてしまうシーン。
ー 身体が変な形に曲がって、ピクリともしないマデリーンを見て慌ててヘレンに電話する彼の後ろで、むくむくと動き出すマデリーンの姿が、オモシロ怖い。
そして、マデリーンは病院へ担ぎ込まれるが、心拍はなく、体温27度でも生きて居るのである。正に不死の薬である。-
・アーネストの死体を生きているように見せる手法が、ペンキというのも面白い。これが、最後半に効いてくるのである。
・アーネストとマデリーンの家に、ヘレンが乗り込んで来るシーン。マデリーンはヘレンのどてっぱらに猟銃をぶっ放し、彼女は吹っ飛んでプールに浮くが、そこから彼女は腹に大穴を開けたまま、上がってくるのである。そう、彼女もリスルの秘薬を呑んでいたのである。ブラックだなあ。そして、マデリーンとヘレンとが似た者同士である事も分かるのである。二人は一時休戦をして、アーネストにも秘薬を呑めと迫るが、彼はそれを拒絶するのである。
<そして、マタマタ、37年後。アーネストの葬儀が行われている教会。神父は”アーネストは子と孫を作り、彼は永遠の命を得たのです!”と高らかに告げるのである。
その教会の後ろの隅っこで、ベールで顔を隠している二人の女がいる。その二人は教会を出て、ベールを上げるとそこにはペンキがあちこち禿げた無残な顔があるのである。良くこの役をメリル・ストリープとゴールディ・ホーンは、引き受けたなあ。クスクス。で、二人はお約束の階段落ちをして、身体はバラバラになるが死ねないので、顔だけで”車は何処?”と言い合うのである。
今作は、一人の男を誘惑するために、ピンクの妖しい薬を飲んだ二人の熟女と男との関係を描いたブラックコメディなのである。メリル・ストリープとゴールディ・ホーンの変貌ぶりが凄いです。>
素晴らしいコメディ!
子どもの頃大好きだった映画。
大人になってもう1度観たらやっぱり面白い!
ブルースウィリスが出てたとはまーったく知らなかったんですがばっちりでした。2人の女優も素晴らしい!
魔法の秘薬はワクワクしますね。特殊効果もすごいです。
メンデル医師はその後再婚するとは、モテ男なんですね。自然の法則を大切にするあまりアウトドア派になったというのが面白い。
ストーリー、カメラワーク等本当に素晴らしい映画です。
永遠という言葉の恐ろしさよ
いつまでも美しさや若さに固執すると
とんでもない結末が訪れる、という戒めに思える。
主役の2人が先んじてとんでもなく暴走するが、さんざん振り回されていたアーネストも途中から頭が沸いて、結局全員狂って阿鼻叫喚の姿が面白い。
アーネスト、彼がブルース・ウィリスだとは最後まで気づかなかった。
なぜ「ベニスに死す」のダークボガードみたいな白塗り?
ともあれ、彼は最後の最後で真人間の意識が戻ったので、地獄の手前で無事Uターン!
残る2人は永遠という名の地獄へまっしぐら。
狂気の沙汰の○し合いしていたのに、一周回って「やだーあなたこそ素敵よ~」と異常な形状(!)の相手に向かってお世辞言いながらなぜか馴れ合い徒党を組むマデリーンとヘレン、可笑しすぎる。階段から落ちたマデリーンの復活とかちょいとょい笑えるシーン多数。
ゼメキス監督の作品はさすがテンポがよく、ゴシックホラー的要素もありつつのコメディ、楽しませてもらった。
待って…待って…ちょっと待って!、
もしも、"執着"や"復讐"に燃えている方がいらしたら、ちょっと待って!と言いたくなります、こちらの映画を視聴していただいてからでも遅くはありません…!
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10月です。月末に待つのはハロウィンです。今年はくだらない騒ぎが起きないことを、つ、よ、く、願います。。。。。
ハロウィンの月なので、こちらの映画を選びました!!永遠に美しく…です!
放映当時は90年代始まり、今の方はチラッとご存知かなと思う存在、ブルース・ウィリス。
マンマ・ミーアのお母様役のメリル・ストリープ。
そして、、
ケイト・ハドソンならびに他2人の著名なお子を持つ、元絶叫クイーンの、ゴールディー・ホーンの3名が主演の映画であります。
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この映画は2人の女に振り回される男性の生涯のお話です。
マデリーン(メリル・ストリープ)は落ち目のショーウーマン。
そのスマートで真面目な友人のヘレン(ゴールディ・ホーン)と、その婚約者のアーネスト(ブルース・ウィリス)。
ヘレンは、マデリーンに恋人をかすめとられることに大いに悩み、アーネストにもその試験が通るか試しました。
しかし、結果はもろくも惨敗…マデリーンにアーネストをとられ、7年後彼女は可哀想なほどストレスでかなりのぽっちゃりになっておりました。
少しの時が流れ…
ヘレンの憎き相手、マデリーンにヘレンから招待状が届きます。
下に見ていた人からの招待状に嘲笑いながら封を開け、夫アーネストと共に会場に向かいます。
ところが
超ぽっちゃりだったヘレンはどこへやら! 50とは見えないとびきり美しいヘレンが出迎えたではありませんか!
美しさに優劣をつけるマデリーンは、面白く思うはずもなく……。
そこからなんやかやあり、とある富豪の元へ向かいます。
そこで、不思議な妙薬、"秘薬"を飲み、たちまち若返ったマデリーンは、自信を持ちます。
しかし、秘薬を飲んでいる間に、夫は元婚約者のヘレンと密会しており……。
ここからはご自身の目で耳でご覧・ご視聴ください!
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釈迦に説法でありますが…こちらの映画をつくられた監督は、バック・トゥ・ザ・フューチャー・シリーズや
フォレスト・ガンプ、ゴーストシップやゴシカ、蝋人形の館、魔女がいっぱい
(ホラーばかりなのは申し訳ありませんがこちらの好みです、お許しを汗)でおなじみの【ロバート・ゼメキス】監督です。
ラストは、とても皮肉でブラックユーモアが効いた少し怖い表現があります…。
ショック耐性のおありな方、ちょっと怖いものがお好きな方はぜひ。
薄っぺらい話だがそこそこ笑える…が、如何せん長い(永遠に続くかと思た…)
①マデリーン(メリル・ストリープ)が階段を転げ落ちながら頭は勿論身体がひんまがってしまうシーンが(不謹慎ながら)一番笑えた。②メリル・ストリープは大女優然とした役(少々ウザイ…それに出過ぎ)よりも、こういう軽い役の方が楽しめる。③ゴールディー・ホーンは出てくるだけで何か面白いことをやってくれる思わせる稀有なコメディアンヌ。④永遠に美しくいられる秘薬を提供するイザベラ・ロッセリーニ自信の説得力満点の圧倒的な美貌が一番の見所。⑤もう少し短く要領よく纏めればもっと面白くなっただろう。
面白かった
美醜や老いに関してのストーリーはあんまり面白くないのだけど、表現や演出が面白い。ブルース・ウィルスがひじを斜め後ろに振り上げるような変な歩き方とか、建物の上に逃げて屋根から落ちるところとか、面白かった。ゴールディ・ホーンの著作の中身には全くふれていなかった。
15年以上前に観た以来…
始めて観たのは小学生
懐かしくなってもう一回みました
身体の関節がぐちゃぐちゃになったり
プールの中に撃たれてお腹に穴が空いてたり
最後は生首になったりと
小さい頃観た時は衝撃的でした
しかしそこがおもしろかったのを覚えています
大人になって観たら
言葉が結構汚かったことに驚き
そこがまたおもしろかったです
なつかしー!!っていう感じで
観れました
元々が綺麗な人であれば
永遠に美しくいたいっていう気持ちは
分かりますよね〜笑
それでも美を追い求める
小学生のとき、10年以上も前にTVで見た映画。グロいけどコメディー要素があるのでとても印象に残っている。
女ふたりが男を巡って美の争いをし続ける。不老不死の薬を手に入れて、不死身になって壮大な喧嘩をしようが首が360度回転したり腹にデカい穴が空いても死なない。
そこまで美を追い求め続けようとする女の執念が伝わってきて、自分はあぁまではなりたくないと心底思った。
首ぐるんに腹穴パカッは本当に印象深く、今も思い出せる(コメディーとして)。
匠の技大集結の楽しい皮肉劇場
いや〜ゼメキスは本当になんでもこいな監督さんですね。今回も楽しませて頂きました。なんだろう彼のなんでもないようなシーンにまである独特のわくわく感は。
美の追求、加齢・老化、不老不死、女の戦いを最高にシニカルに描いてて、醜くて滑稽なんだけどほんの少し愛おしくて、そしてたくさん笑えます。
電話の後ろでゆっくり復活するマデリーン、旦那の反応、180度回転した体の動き(撮影風景が気になる)、お腹の穴越しの2ショット、穴が空いたままの超バイオレンスな喧嘩、影にもしっかり穴(ワンピースのエースはなんで死んだんだ…w)、館?の男性の気持ち悪い制服もツボでしたw
同じテーマを女性が撮ったらどんな話になるんだろう…少し観てみたいw
やはり今回もVFX技術が光ってます。(特殊メイクも!)
【ナチュラル】と【劇的】が同居する変化は本当に凄い! 老いも若返りもなだらかな曲線で、ほんの数センチ下がったり上がったり広がったり狭まったりなんですよね。たったそれだけのことが女性にとって大大大事件で男性にとっても事件だということを改めて実感w
主演のメリル・ストリープとゴールディ・ホーンはビフォーもアフターも当時40代なんて信じられないくらいの化けっぷり。
そりゃ“アフター”もそれなりのしっかりしたメイクも加工もしてるだろうけど、本当にあれ飲んでんじゃないのってくらいセクシーで可愛いから余計に怖くて。(特にゴールディ・ホーンは50前だったなんて未だに信じられない)
女優さんとしての美に対する努力と役作り、そして見事な怪演に脱帽です。
そしてブルース・ウィリスもこれを観るまで、好きだけど特別演技派だと思ったことはなかったのですが印象が変わりました。
100分間結局ブルース・ウィリスに見えないままで映画が終わってしまいました。老けメイクだけではこうはならない。ダイ・ハード3より前なんて嘘みたいです。
どの業界もそうなのですがこの映画をを観て改めて役者とスタッフのプロ達の地味な作業の積み重ねで一つの素晴らしい作品が出来るんだなぁと思いました。
最後に老いについて。私もいつかしわしわになるのかと思うと確かに怖いし、年下に見られると嬉しくなるようになってきたけどw、その年齢その年齢にしかだせない味とか美しさがあるとおもうから変に抗いたくないし年齢重ねるのは嫌なことじゃなく素敵なことだと思います。生きてる=死に向かって歳を取るだけどそれでいいしそれがいい。
10年後20年後は違うことを言ってるかもしれないけどw、不老不死を望むことだけは絶対にないだろうなと思わせてくれる作品でしたw
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