飛び入り婿君

解説

「僕の幸運日」に次ぐレジノルド・デニイ氏の主演映画で「当たって砕けろ(1929)」のアール・スネル氏の原作からグラディス・レーマン女史とアール・スネル氏が脚色し「南京豆探偵の巻」「海浜狂騒曲」のウィリアム・ジェームズ・クラフト氏が監督したもの。主演者のほかに「ブロードウェイ(1929)」「がらくた宝島」のマーナ・ケネディー嬢「夢の港」「ショーボート」のオディス・ハーラン氏、ウィリアム・オースティン氏、ヴァージニア・セール嬢等が出演している。カメラは「赤熱のスピード」「恋と山羊との話」アーサー・L・トッド氏が担当。

1929年製作/アメリカ
原題または英題:Embarrassing Moments

ストーリー

ニューヨクで教育をうけたマリアン。フーラーは久方ぶりで故郷フラーベールの街へ帰って来た。ブルーデンス叔母さんや許婚のジャスパーはマリアンの都会かぶれしたことに不安を抱いている。マリアン、ジャスパーの田舎者くさい態度に腹を立ててニューヨークで秘密結婚をしたのだとその場しのぎの嘘をつく。父親のアダム・フーラーは烈火の如く怒って、その男の名を言えとマリアンに迫るので、やむなく読みさしの本の著者タデュース・クルークシャンクという名前を挙げてしまった。アダムはニューヨークの電話帳を繰って見ると実際にこの名前の男が存在している。アダムは電報をうって早速フラーヴェル町へ出向いて来いと言う。アフリカから帰ったばかりのクルークシャンクは何か間違いがあったものと思って町へ乗り込んで来た。クルークシャンクはマリアンの美しさに心をひかれる。マリアンは出鱈目が真実になったのでビックリ仰天する。アダムが2人を正式に結婚させると言い出した。一家の連中はクルーシャンクが逃走を企てるものと思って警戒を厳重にする。クルーシャンクはマリアンに会いたいために部屋をぬけ出ようとする。マリアンはついにクルーシャンクに一切をうち明ける。彼も最初からマリアンに恋しているので人々が無理にも2人を結婚させようとして環境を逆利用してまんまとマリアンを手に入れる。

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