隣同士大取組

解説

「北緯三十六度」の原作者エマーソン・ホウ作の小説をC・グレアム・ベイカーが脚色し「サイベリア」「迷路の乙女」等と同じくヴィクター・シェルツィンゲルが監督したもので主役は「大自然の籠児」「悪魔の罵る声」等出演のアリス・カルホーンと「洪水!洪水!」「キャプテン・ブラッド」等出演のジェームズ・モリソンで、デイヴィッド・トーレンス、フランク・シェリダン、ジョン・ステップリング、アディル・ファリントン等が共演している。

1923年製作/アメリカ
原題:The Man Next Door

ストーリー

牧場主ライトの娘ボニー・ベルは母なき跡は父と牧夫頭のカーリーとに育てられ女らしさを持たぬ牧童見たいな女になったので、なき妻の遺言を守って父は彼女が学校を卒えると牧場を売り払って都に引き移り堂々たる邸宅を構えて社交界の仲間入りをしようとしたが、てんで相手にされなかった。ライト家の隣家が成り金のウイスナー邸で、虚栄心の強いウイスナー夫人はライト一家を嫌い両家は至って仲が良くなかった。ウイスナーの粋ジミーは父母の思惑に反し園長や運転手の真似ばかりして暮らしていた。ボニー・ベルはジミーをウイスナーの雇い人と思い込み若い同志のこととて何時とはなく親しい間柄になった。それを感づいたカーリーは、大事の令嬢に虫が付いては大変と早速2人の逢瀬を遮ってしまった。折角良い友達を見つけて喜んだもつかの間、家にいれば両親に社交界に出ることを強いられるのが堪えられないので、遂にジミーは意を決して家出し西部に高跳びして、牧童となり大自然の懐に抱かれて悠々自適した。思いは同じボニー・ベルもジミーの跡を慕って昔懐かしい牧場に帰来し、相愛の2人はここに幸福な家庭を作った。いがみ合っている親たちも子の愛には勝たれず、遂に両家も仲直りをした。

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