ダミー(1929)

解説

ハーヴェイ・ジェー・オヒッキンス氏、ハリエット・フォード女史合作の舞台喜劇をブロードウェイで有名な舞台監督ロバート・ミルトン氏指揮の下にオール・トーキーとしたもので、ハーマン・ジェー・マンキウィッツ氏が脚色し、「恋愛行進曲」「忘れられた顔(1928)」のJ・ロイ・ハント氏が撮影した。出演俳優は「父と子」のルース・チャッタートン嬢、「底抜け騒ぎ」「撮影所殺人事件」のフレドリック・マーチ氏、「恋愛行進曲」を監督したジョン・クロムウェル氏、「恋愛行進曲」のジャック・オーキー氏、「結婚行進曲」のザス・ビッツ嬢「非常線(1928)」のフレッド・コーラーー氏等で、子役のミッキー・ベネット君が主役を演じて大活躍している。

1929年製作/60分/アメリカ
原題または英題:The Dummy

ストーリー

可愛いらしいペギー・メレディス嬢が突然行方不明になった時彼女の母親アグネス・メレディスは仲違いして別居している良人ジェームズが故意にペギーを誘拐させたものと考えたが、メレディス夫人が相談に行った探偵局のウォルター・バビングは子供を誘拐しては大金を恐喝して奪う人さらい団の仕業であると睨んだのである。バビングはそれを確かめるために新たに彼の事務所の小僧になったバーネー・クックという少年をろうあの富豪の令息に仕立てて怪しいと睨んでいる奴等に誘拐させた。バーネーはペギーがいることを直ちに知らせたのでパピングは電話修繕人に化けて乗込んで来たが悪漢の1人が親分を裏切ってメレディス夫人から金をまき上げようと夫人を連れて来たためにバビングは正体を見破られ縛りつけられてしまった。悪漢等は子供たちを連れて田舎の山小屋に逃げ出したが、バーネーはその小屋の所在地を彼らの話から知っていたので見取図を描いてバビングに渡した。小屋に来てからバーネーは眠っていて寝言を言ったので口がきけないわけでもなく富豪の令息でもないことを発見され窮地に陥ったが、折柄この人浚い団の親分クーパーがシカゴからやってきたので、子分たちがクーパーを裏切ろうとしたいたことを告げて仲間喧嘩を起こさせ、隙に乗じてペギーと共にクーパーの自動車で逃れようとした。が、敵もさる者クーパーは追っかけて来てバーネーを縛り上げ運転席へ放り込んだ。そしてタイヤを取換えようと自動車の後へ廻った時バーネーは車を逆行させクーパーを大木と自動車とに挟みうちさせた。折柄バビング等が急行して来たのでペギーは両親に返され、バーネーは莫大な賞金と探偵の記章を貰った。

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