大魔王

解説

1921年5月から発売されたエディ・ポーロ氏主演の連続大活劇で、原作及び脚色はアンソニー・コールドウェイ氏、監督は「曲馬団の囮」「サーカス王」と同じくJ・P・マッゴワン氏で、氏は又劇中敵役の「サタン」と海軍少佐アルヴァレスの2役を演じている。

1921年製作/アメリカ
原題:Do or Die

ストーリー

米国の青年ジャック・マートンが相続した財産管理のためキューバのハヴァナに到着した時、落馬負傷したキューバの少女ドロレスを救助して、とある荒れ小屋へ暫しの憩を求めた。そこには不可思議な黒衣の婦人がいた。その婦人の謎のような言葉を信じて、ジャックが伯父の邸宅へ馳せ付けた時には早伯父は気息奄々としていた。海岸に聳ゆる城砦を根拠地として凡ゆる罪悪の指揮者であったサタンが突如として怪異の姿を現わし指環を強請したが頑として応じなかったジャックの伯父はついにかかる惨事に出会したのであった。指環には暗号で宝物の所在地が刻まれてあった。重傷の伯父から委しい物語を聞いたジャックは奮然として起こった。執拗なサタンは魔塔に立篭ってあくまでも指環を獲んとする。平和なりしキューバ島には時ならぬ風塵が巻き起こった。

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