争斗の丘

劇場公開日:

解説

監督は「戦塵」のルイス・R・フォスター、脚本はフレデリック・ルイス・フォックスのオリジナル、撮影は「カーニバルの女」のアーネスト・ホーラー。主演は「西部の二国旗」のリンダ・ダーネル、同じくデール・ロバートソン、「白い羽根」のジョン・ランド、「ミスタア・ロバーツ」のワード・ボンド。トルーカラー、1956年作品。

1956年製作/アメリカ
原題または英題:Dakota Incident
配給:NCC
劇場公開日:1956年6月26日

ストーリー

広漠としたダコタ荒野を急ぐ3騎。彼らはフォルブルックの銀行を襲い、逃れる道すがらであった。その1人ラーゴは一番若いフランク・バナーに、兄である頭のジョン・バナー(デール・ロバートソン)を後ろから殺すから協力しろという。いくら分け前が多くなるにしろ実兄を殺すことは出来ない。フランクは熟慮の末、兄の頭の上を狙って撃つ。ジョンは死を装い、最寄りの町クリスチャン・ブラスにたどりつくと、ラーゴを捜し出して射殺する。町のホテルではララミーに向かう人が世間話に余念がなかった。中でもこの町の名花エミー(リンダ・ダーネル)は生粋の西部女で、彼女がララミーへ行くのは、大金を持ち逃げされたかつての恋人サムを求めて行くのだった。インディアンとの紛争をおだやかに解決しようとワシントンから派遣されたブレイクリー上院議員(ワード・ボンド)はぞっこんエミーに参ってしまっている。カーター(ジョン・ランド)は、ジョンが襲ったフォルブルックの銀行の現金出納係で、内通して襲撃の便宜をはかったと解釈され、身の明かしができないままに真犯人を探しにやってきて、めぐり会う。ところがこの事情を話さぬうちに大事件が持ち上がる。というのはララミー行の駅馬車が到着すると、馬車の中はもぬけの殻。乗客はシャイアン族に皆殺しにされてしまったのだ。馬車に乗ろうと待っていた人々は、見合わすが、エミーは平気で馬車に乗り込み、ララミーへ向かうという。白髪まじりの採鉱師も加わり、エミーにほれているブレイクリー議員も同乗し、ジョンも志願し、カーターも引金片手に駆者台に座を占める。果してインディアンは襲撃してきて、馬車は包囲される。生き残ったのはジョンとエミーだけだった。この間にジョンは勇敢なインディアンを助ける。この闘士は謝礼の気持ちで白馬2頭を贈り、白人に平和をもたらすように話してくれと頼む。エミーの心はサムへの復讐心が消え失せ、ジョンの胸に抱かれる。

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