青春倶楽部(1926)
解説
H・A・デュスウシェット氏作の喜劇を映画化したもので、ルーサー・リード氏が改作しJ・クラークソン・ミラー氏が脚色し「女軍撃退」と同じくグレゴリー・ラ・カヴァ氏が監督した。主役は「蹴球王」「女軍撃退」等主演のリチャード・ディック氏で相手役は「駄法螺大当たり」「滅び行く民族」等出演のロイス・ウィルソン嬢が勤め、ジョセフ・キルゴアー氏、エドナ・メイ・オリヴァー嬢、ガンボート・スミス氏等が助演している。
1926年製作/アメリカ
原題または英題:Let's Get Married
ストーリー
ビリー・デクスターはニュー・ヘヴン大学の蹴球選手で対校試合に勝った晩、親友のジミーとトミーと3人でお祝い酒に酔っ払い、プラド倶楽部という夜間倶楽部で大暴れに暴れてその筋のお目玉を頂戴した。ビリーの父は真面目な賛美歌出版業者で息子の乱暴に困っていたので判事が友人であるのを幸いこの次ぎに乱暴をしたら構わず拘留に処してくれと頼んだ。ビリーは自動車衝突のことからメリー・コービンという娘と近づきにな彼女と結婚する決心で父に相談すると今リッツ旅館に滞在しているJ・W・スミスという人に賛美歌本を売って来れば結婚費用を出そうと父が答えた。ビリーは早速ホテルに出張して面会するとJ・W・スミスは以外にも中老の婦人で、ビリーが若い男だったのを喜んでプラド倶楽部に連れて行って呉れねば契約書に署名しないという。やむなくビリーは倶楽部に行き何やら署名だけはして貰ったが遂に喧嘩の巻き添えを食らって30日間メキシコへ出張することにしてメリーを瞞したが、30日目に図らずもメリーが牢屋参観に来たので隠れている間に洗濯物と一緒に戸外へ運び出されてしまった。彼は取り敢えず家へ帰って自首しようとしたが生憎メリーに発見されたので今メキシコから帰ったといってごまかしその晩急に結婚式を挙げることにした。自分が脱走したことが判って逮捕に来わせぬかと心配したビリーは結婚式も上の空で済ました。そして逮捕状の変わりに赦免状が来ていたことを知って胸を撫で下ろした。
スタッフ・キャスト
- 監督
- グレゴリー・ラ・カーバ
- 脚本
- ルーサー・リード
- 脚色
- J・クラークソン・ミラー
- 原作戯曲
- H・A・デュスウシェット
- 撮影
- エドワード・クロンジェガー