好いて好かれた仲じゃもの
解説
「神ぞ知る」の脚色者ハワード・エメット・ロジャース氏が特に書き下ろした物語をレイ・ハリス氏とトム・クライザー氏とが改作し、「青春倶楽部(1926)」「女軍撃退」等と同じくグレゴリー・ラ・カヴァ氏が監督した喜劇で、主役は前記二映画及び「蹴球王」主演のリチャード・デイック氏と「猫の寝巻」「シンデレラ物語」等主演のベティー・ブロンソン嬢が演じ、アンドレ・ド・ベランジェ氏、エドモンド・ブリーズ氏等が助演している。
1927年製作/アメリカ
原題または英題:Paradise For Two
ストーリー
スティーヴ・ボーターは死んだ父親の遺した数百万ドルの財産を継ぐために結婚して身を固めなければならなかった。そしてその期限は明後日に迫って居て後見人である伯父のジョーの催促は矢よりも急であった。ところが御本尊のスティーヴは無一文でも独身でいる方が結構という呑気物で伯父の意見も一向に利目がない。スティーヴの友達にある劇場の支配人があってそれ程独身がいいなら結婚もせずその遺産も手に入れることのできる秘法があると彼に告げた。それは女優を花嫁のように仕立てて結婚の狂言をやろうというたくらみであった。物色の結果白羽の矢が立ったのはサリイ・スミスという若い女優であった。こうしてスティーヴとサリイは新婚の芝居をして伯父に見せてうまうまと成功した様に見えたがその実伯父は何もかも承知で散々スティーヴを弱らせた。しかし縁は不思議なものであれ程女嫌いらしく見えたスティーヴが何時の程かサリイが好きになり2人は本当に結婚することになった。
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スタッフ・キャスト
- 監督
- グレゴリー・ラ・カーバ
- 脚本
- ハワード・エメット・ロジャース
- 脚色
- レイ・ハリス
- トム・クライザー
- J・クラークソン・ミラー
- 撮影
- エドワード・クロンジェガー
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