自由の翼

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解説

「裏町」「蒼白いまぶた」のアイリーン・ダンと「大帝国行進曲」「林檎の頬」のクライヴ・ブルックが主演する映画で、「三角の月」「生の創め」のエリオット・ニュージェントが監督にあたった。原作はイギリス劇作家ジョン・ヴァン・ドルーテン作の舞台劇で「今日限りの命」のドワイト・テイラーが脚色に任じた。助演俳優は「風雲の支那」のニルス・アスター、「相寄る魂」のローラ・ホープ・クルーズ、「愛の鳴咽」のヘンリー・スティーブンソン、「暴君ネロ(1932)」のヴィヴィアン・トビン等で、撮影は「立ち上がるアメリカ」「頓珍漢外交ゼネバ行」のエドワード・クロンジェガーの担任である。

1933年製作/アメリカ
原題:If I Were Free

ストーリー

悪妻をめとって結婚生活に失望しているゴードンはパリへ逃避し来って忘却の苦杯を日夜あおって板。ところが一夜ある会の席上で彼はセイラという婦人と会い、お互いに心を惹かれたのでる。セイラも結婚に失敗した、似た境遇の女性であったが、彼女は夫と離婚してゴードンと共にロンドンへ帰った。ゴードンの妻は離婚には内諾を与えていたので、彼は大戦中受けた銃弾を剔出することができたら、セイラと家庭を作ろうと楽しみ、再び弁護士として起こった。彼が法律界に復活して名声を挙げると、彼の妻は俄に離婚を肯じなくなった。そのためセイラは陰の女として、ゴードンとの忍ぶ恋地の逢う瀬を楽しむことに満足しなければならなかった。さて月日を経たある日、ゴードンの友人がセイラを訪れて、政府はゴードンを顕官に任命したく思っているがセイラとの関係があるために実現されないと告げた。愛人のために彼女は別れ話を持ち出した。唯一の慰安を失ったゴードンは、百に1つの望みしかない銃弾剔出の難手術を捨て鉢になって受けることになる。病院でセイラはゴードンの妻と初めて会った。2人の女の争いはゴードンの母親の情ある裁きで、愛なき妻は身を引くこととなる。今は、セイラにとっては愛するゴードンの手術が成功することを祈りさえすればいいのだ。愛の祈りが通じたのか、焦慮の数時間の後ゴードンは眼を開けて微笑した。セイラはかつてパリで初めて会ったとき歌った想い出の唄を低唱するのであった。かくて2人は相携えてパリへ赴き、新生の第1歩を踏み出したのである。

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