除隊の後

解説

「益々順調」に続いてキング・ヴィダー氏が製作した人情劇で、主役は氏の夫人フローレンス・ヴィダー嬢、デイヴィッド・バトラー氏、ザス・ピッツ嬢、チャールズ・メレディス氏などである。社会問題を取り扱った劇である。「人の心に迫る豊かな作品で、最近数カ月に製作された作品中で第一等の傑作と思う」とニュース誌のトム・ハムリン氏は評している。

1919年製作/アメリカ
原題または英題:The Other Half

ストーリー

小さな或町へ大戦が終わってからドナルド・トレント大佐とジミー伍長とが除隊してきた。トレントは父の後を襲いで町の工業会社を数多く経営し、ジミーは彼の工場の1つに職工として入った。ジミーが職工長になった時、彼はトレントに職工の命を保証するため相当の修繕を工場に加えてくれと頼んだが、今は資本家としての利益のみを計るトレントはこれを拒絶した。その後果して壁が崩れてジミーはそれに埋められ一時失明した。ジミーの恋人は彼に尽くし、トレントの恋人カセリンと知り合いになり、事情を彼女に訴えた。彼女はこれを聞いて大いに同情し、トレントとの婚約を取り消してある新聞社に入り、資本家を覚醒させる記事を書いた。彼女の記事はついに頑迷であったトレントの眼を開いた。そして同時にジミーの眼も見えるようになった。

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