ジャッガル

解説

故シオドア・ルーズベルト大統領の探険によって有名となった南米ブラジルの奥地マット・グロッソ(大いなる森林の意)を探険に赴いた、マット・グロッソ探検隊の記録映画である。撮影監督にはジョン・S・クラークが当たり、キャメラはフロイド・クロスビーがクランクしたもので、編集にはポール・F・マシュケが任じた。

1933年製作/アメリカ
原題:Matto Grosso

ストーリー

ニューヨークを出帆したマット・グロッソ探検隊は、名探検家ペリフリエフ大尉の式化に南米ウルグァイ国の首都モンテ・ビデオ港に到着した。ここから木材を燃料とする河蒸気船に乗って、遡航ほとんど一月マット・グロッソ地方の要都クヤバに上陸した。探検隊は14頭の犬を連れ、飛行機、カヌー、牛等を利用して、わが本州の約2倍の面積を有するマット・グロッソのジャングルを探るのである。この文明人の足跡未到の地を、水陸両用の飛行機を飛ばして、空中から俯瞰撮影した地図を案内として、一行は進んだ。見渡すかぎりの熱帯樹に蔽われた樹海の果てるところ、ようやく原住民の集落があった。アメリカ・インディアンの一族ボロロ族で、粗末な草葺きの茅屋に住み、ほとんど全裸で、異様な刺青を施している。よく働きよく踊る種族で性質は比較的温厚である。探検隊は彼らと物々交換をし、彼らの案内で草原や沼沢で珍しい動物を捕獲した。カピバラ、獏、蛇殺し鳥リアマ、肉食魚ピラニヤ、ヨロイネズミ、食蟻獣、プーマ等々である。一行は邪魔になる鰐を狩り、マット・グロッソ特有の猛獣ジャッガル狩りを試みた。原住民はまずジャッガルの霊を鎮めるための祭典を行い、探検隊は原住民を使ってジャッガルを射倒した。かくて一行は珍奇な土産物を携えて基地へ引き返した。

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