親切本位に

解説

「天涯の孤児」「篤志看護婦」「月光の縁」等同様メアリー・マイルス・ミンター嬢のリアルアート社主演映画でウィルバー・フォーレイ氏の原作を「緑の誘惑」「茶目小僧」同様ジュリア・クローフォード・アイヴァース女史が脚色し故ウィリアム・デスモンド・テイラー氏が監督したものである。相手役はユ社に居たジェイ・ベラスコ氏で、その他主役の妹たるシェルビー嬢等が共演している。

1920年製作/アメリカ
原題または英題:Jenny Be Good

ストーリー

純な田舎娘ジェニーは金持ちの息子ロイアル・レンショウと恋に陥ち秘かに結婚した。ロクエルの両親はこれを知って息子を帆船旅行に旅立たせ、その留守にロイアルには彼女の真の愛は無い様にジェニーを巧みに説伏して結婚を取り消さしてしまう。そして社交界の地位を得られる様にある社交場裡の娘と息子を結婚させた。夫婦となったロイアルは妻の欠点が段々目立ってどうにも彼女に愛情を感じ得なかった。その後ある音楽会の席上彼は丁度その日初めて公演する事になったジェニーに偶然会った。彼は彼の両親から受けた彼女の誤解を解く事は出来たが、会えば恋しい初恋のジェニーを妻ある身にはいかんともなし難かった。一日彼が自動車を駆っていた時突然の椿事から妻は死に彼も重傷を被った。病床の彼が夢にまで「ジェニー」と呼ぶのを聞いてさすがの両親も彼女を呼びよせた。彼の病の薄らぐと共に過ぎし昔の想い出は楽しく二人の胸に蘇った。

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