死刑か無罪か

解説

「三十九夜」「世界は動く」のマデリーン・キャロルと「本人出現」「最初の接吻」のジョージ・ブレントが主演する映画で、アーサー・ソマーズ・ローシュ作の小説に基づき、「Gウーマン」「モダン騎士道」のジーン・タウン、グレアム・ベイカー組が脚色し、「月は我が家」「ロバータ」のウィリアム・A・サイターが監督に任じ、「紅雀」のルシエン・アンドリオが撮影した。助演俳優の顔ぶれは「本人出現」のアラン・モーブレー、「航空十三時間」のアラン・バクスター、「愛と光」のアーサー・トリチャー、「月は我が家」おビューラ・ボンディ、「再び逢う日」のガイ・ベイツ・ポスト、「白い友情」のエスター・デール、エドワード・ブロフィー、メイヨ・メソットの面々である。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:The Case Ageinst Mrs. Ames

ストーリー

ホープ・エイムスは良人を殺害した嫌疑で法廷に立ち無罪の宣告 を受けた。ホープの罪を信じていた若手の検事マット・ローガンは「殺人犯人を逃がすのか」と叫び、法廷侮辱罪で投獄された。無罪になったホープは義母リビングストン・エイムス夫人の手から愛児ボビィを取り返そうとしたが、義母は子どもを渡さなかった。エイムス家の顧問弁護士ウォータースンもエイムス家の家名のためホープに子どもを諦めるようすすめるのだった。ウォータースンは彼女の罪を信じていたが、エイムス家の家名のため弁護に立ったのであった。ホープは保釈金を払ってローガンを出獄させ、援助を求めた。敏腕なローガンがホープの罪を証明する証拠を探るうちに、かえってホープの無罪が判るであろうと思ったからであった。ローガンは飽くまでホープを犯人と信じていたが彼女の結婚生活が不幸だった事を知り、ホープに同情を抱きはじめ、万一の期待を以て彼女のために事件の調査にあたった。ボビィを誰の手に渡すべきか。とうとう裁判になったが、結果はことごとくホープに不利であった。ホープには子どもを育てる資格がないというのであった。いよいよその判決が下ろうという日にローガンは遂にエイムス殺しの真犯人の証拠を握った。犯人はウォータースンだった。ホープの潔白は証明され、ボビィはホープの手に返ったのであった。そしてホープとローガンが幸福を得たことは言うまでもないだろう。

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