「暗く重い霧の恐怖を描く'80ホラー。この雰囲気がたまらない。新旧スクリーミングクィーン母娘共演が嬉しい。」ザ・フォッグ(1980) ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
暗く重い霧の恐怖を描く'80ホラー。この雰囲気がたまらない。新旧スクリーミングクィーン母娘共演が嬉しい。
日本国内での上映権期限が切れるジョン・カーペンター監督3作品の再上映、「ゼイリブ」「ユーヨーク1997」に続き3本目の鑑賞。
1970年代最後の雰囲気がフィルムの粒子に残り、霧がかかる映像も味わい深い。
何よりこの派手さはないが渋くて重い落ち着いた空気感で、じわじわ進む恐怖、
怖い言い伝えを爺さんが子供たちに語る冒頭から雰囲気ばっちり。
「ハロウィン」のジェイミー・リー・カーティスと「サイコ」のジャネット・リーという、新旧スクリーミングクィーンで母娘が夢の競演を果たす粋なキャスティング。
ただ、その割に共演が生きていないのが残念。
もう一人のヒロインに「ニューヨーク1997」のエイドリアン・バーボー!
『ダーティハリー2』のハル・ホルブルック、「ニューヨーク1997」のトム・アトキンス、「ペーパーチェイス」「ローラーボール」「コンドル」「名探偵再登場」のジョン・ハウスマンなど見覚えのある当時活躍の役者っちの競演が懐かしい。
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