漂泊える阿蘭陀人

解説

リチャード・ワグナーの有名なオペラからロイド・B・カールトンが脚色し、自ら監督して製作したファンタジーで、古い俳優ローソン・バットが主役、「危険信号」「総動員」等出演のエラ・ホールと、新進のノーラ・ラクスフォードが対手役を勤めている。

1923年製作/アメリカ
原題または英題:The Flying Dutchman

ストーリー

オランダの水夫フィリップ・ファンデルデッカーは幻の船に乗って航海を続け、7年目ごとに肉体を得て、恋する女に会う事ができるという運命に操られていた。彼はメリッサという女を恋したが、彼女は彼の持つ宝物を得んがために彼を愛しているように装っていたので、フィリップは程なく彼女の不貞を知った。宝物は消え去り、フィリップはメリッサを呪おうとしたが、彼女の妹ゾーが他の人々に見捨てられた頼りなき身で、深く彼を恋している事を知り、ゾーの祈願によって幸福の身となり、ゾーと結婚する事になった。

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