劇場公開日 2020年7月10日

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エレファント・マンのレビュー・感想・評価

全51件中、41~51件目を表示

3.5「デヴィッド・リンチの映画」特集上映

2018年2月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

萌える

史実を元に描かれた映画だがまるで「イレイザーヘッド」の赤ちゃん"スパイク"が成長してからの物語にも思えてD・リンチと相思相愛でぴったり。

大袈裟に感傷的な演出描写は控え目に何か突き離した目線で描かれているようにも思えてA・ホプキンスの役柄がドコか冷たく若干引き気味な雰囲気で!?

モノクロでの不気味な世界観に工業地帯や意味深なイメージ映像とD・リンチの色がハッキリと表れて単に感動する作品から逸れているのが好感触。

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万年 東一

3.5偽善だとしても美しい

2017年12月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

産まれつきの奇病により身体が奇形と化していた青年ジョセフメリックの一生を彼を支えた医師トリーブスら周囲の人々と共に描いたノンフィクション作品。

実話を基にした作品で、一部からは人の不幸を文芸映画風にしていると痛烈な批判を受けていたり、前作のイレイザーヘッドを観たのちに今作を観ると監督のデビッドリンチが異形のものを描きたかっただけではないのかなどの考えに行き着くかもしれないが、映画しては感動できるとても良い作品だと思う。

見世物小屋で晒し者の扱いを受けていたジョセフメリックが、外科医のフレデリックトリーブスに出会い、研究の名目で病院にて面倒を見てもらうことから始める今作。
顔面や身体の骨が異常なまでに突起し、唇は異常にめくり上がり発声もままならない姿であったが、聖書を熱心に読み込み発生の練習を独自に重ね、美しいものを見たときに感動する心を持っているなどの意外な素顔を見せていくメリックに研究対象以上の関心を持ち始めるトリーブスの関係が美しい。
メリックが世間的にも注目されていく中で、見世物小屋で働かせ賃金を稼いでいたバイツの懇願でメリックを奪還した夜警のジムに対して、トリーブスが怒りを爆発させたシーンは思わず泣いた。そしてその後ジムを殴り失神させた婦長に爆笑&さらに号泣笑。

メリックを学会で発表した功績で医師としての株と患者からの人気を得たトリーブスが結果としてメリックをバイツと同様に晒し者のようにしてしまっているのではないかという罪悪感に対して、メリックはそんなことを微塵も感じずにただひたすらにトリーブスに感謝している気持ちを表している対比でまた涙腺壊れた笑。

映像的にも題材的にももしかしたら映画化すべきものではなかったかもしれないが、とりあえずこの2人の関係性は美しい。
若かりし頃のアンソニーホプキンスの熱演もすごく良かった。

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オレ

3.0自尊心

2017年7月26日
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エレファントマン
我々は誰しも人から差別される要素とか持ってると思うんだけど、その大きさとか形とかによってここまで人生が左右されるって何なんだろう。内面的か外見的か。

胸糞悪いシーンも多くて、あんなにも簡単に人の自尊心を奪うことが出来るんだなって感じた。

でも私もアンソニーホプキンスにはなれなくて、きっと嫌な男の周りにいた女か、拍手を送る1人にしかなれない。

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JYARI

4.5自分も差別主義者なんじゃないか

2016年9月3日
iPhoneアプリから投稿

この作品を観る前に身構えてしまった時点で、私達に無意識的にも誰かを差別する気持ちが根付いてしまっているんだと思う。100パーセント誰とも差別意識なしで接することができる自信はあるだろうか?と疑いながら鑑賞することになる。
差別される側も見た目とかじゃなく避けられる原因をもっていることもある。例えばこの作品のジョン・メリックはどんなに話しかけても最初はうまく応えてくれない。現実では、そこで大半は苛立ってしまうのではないかと思う。小学校などであるいじめも同じだろう。しかしその原因は彼が過去に知らないところで苦しんだことにあったりする。
反対に同情のアイコンとして見せ物にするのも本質を見失っているという葛藤もある。
軽率な接し方で誰かを傷つけていることを考えさせてくれる映画。

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Tommy

4.0対義語:TOKYOガールズコレクション

2016年7月7日
iPhoneアプリから投稿

見世物にされた奇形がよき理解者のお陰で光を摑むことに成功。苦節21年と9ヶ月。
「これでも人間なんだよ、ぼくも」
本音で打つからなきゃ道は見えない。ってこと。ワカッタ。

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saron

2.0悲しい物語だった

2016年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

 子供時代に、ある種のセンセーションを伴って興味をひいた作品。しかし、子供の自分には恐ろしいエレファント・マンを見ることができなかった。
 この映画がホラー作品ではないことを知ったのはレンタルのパッケージによる。
 異形の人物に対する人間の様々な感情を描いているが、全ての人間がその全てを抱いている。すなわち、好奇、恐怖、憐憫、忌避、軽蔑。病院で彼を世話する医師や看護婦ですらこれらの感情からは自由ではない。見世物小屋から救い出されても、結局、ときたま人前に連れ出されて、人々の好奇と憐憫の感情を満足させることになるのだから。
 そのことを最もよく理解しているのがそれらの感情の対象であるエレファント・マンなのだ。自分が社会には受け入れられない存在であること。そして、自分の安住の地は神の家である教会しかないことを彼は分かっている。
 窓から見える尖塔をモデルに、紙の教会を完成させた彼が、「これですべて終わった。」という一言に涙が溢れた。生まれてから自分の為にやり通したことが紙の教会ひとつを作ることだけだなんて。
 真の孤独がどれほどに残酷なものであるのか。たやすく思いやりだの、愛だのということがどれほど軽薄なものなのか。
 今もTVをつければ、このたやすい思いやりが溢れている。

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佐分 利信

5.0デイビッドリンチ天才

2016年3月27日
iPhoneアプリから投稿

なんでも外見の醜さだけで判断してはいけない。このような人たちこそ清く正しい繊細心を持っている。

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橋本

3.03.1

2016年2月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

難しい

なんだか深いようで、そうでもないような映画。考えさせられる事があるけれども、ちょっとしたパニック系なのかとも思えてしまう。

彼の絵や大聖堂の模型をみると、かなり繊細でピュアな人柄だと思う。それゆえに苦しい事もあったはず。

最後の「ぼくの人生は満ちていたから。愛されていたから。自分が発見できた」って言葉が印象に残った。

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onaka

3.5人間は強い。

2015年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

見ていて悲しくなる。人のやさしさと残酷さがわかりやすく描かれている。

現実にあったことを基にしている。当時の英国ではかなり知られた出来事だったらしい。ちゃんとした調査をして、かなり事実に忠実に脚本が書かれている。

DVDには解説がついているので、それも見たほうがいい。エレファントマンは、映画の中では運命に翻弄されるが、現実では訪問販売をしたり、興行師に自らを売り込んだりしている。実は、このことに、人間は強いと救われ、感動した。

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ジミー

5.0一番すきな映画

2015年4月28日
iPhoneアプリから投稿

白黒でみづらいと思いきや、内容が内容なので、いい効果を生んでると思います。

デヴィッドリンチなので全体的にお洒落です。

内容は重たいですが、人間のこわさもあたたかさも体感できる作品となっています。

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♨︎

3.5子供ながらに怖かった

2010年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

知的

実在の人物を描いた作品らしい。
全体的なもの暗く、作品自体を重く描かれてる。

見世物小屋で見世物にだされたりと
悲しい半生が・・・

この世の凶器は、群集の興味本位か・・・

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のーまん