豪風を衝いて

解説

「恋に狂える女」に続くアイリーン・リッチ嬢主演映画でウィラ・キャサー女史の原作から「受難のテス」「ボー・ブラムメル」等と同じくドロシー・ファーナム女史が脚色し、「恋の逢瀬」「恋の舞台姿」等と同じくハリー・バーモン氏が監督した。主役は「子を忘れし母」「恋に狂える女」主演のリッチ嬢で「結婚前」等出演のマット・ムーア氏が相手役を演じ、ジュン・ロッシュ氏。ジューン・マーロウ嬢、ジョージ・フォーセット氏等助演、俳優の顔触れもなかなか良いものである。

1924年製作/アメリカ
原題または英題:A Lost Lady

ストーリー

年老いたフォレスターは愛妻マリアンの若い心を満足せしめ得なかった。彼女は宝石よりも美しい衣装よりも愛を欲した。そうしてフランクという青年に愛の対象を見いでて彼と相携へて家出した。失望したフォレスターは全財産を慈善事業に寄付した。夫の精神的物質的の破産を耳にしたマリアンは再び夫のもとへ帰った。けれどもフランクが他の女と婚約したことを知った時マリアンの心は再び揺らぎ彼のもとへ走ろうとしたが豪雨は彼女を妨げた。そうして彼女に同情し彼女を愛してくれるハーバートに救われた。しかしマリアンは彼の愛を拒んでいずこかへ去った。フォレスターは親友であったポメロイ判事が南米旅行から帰って華やかな舞踏園の花形になったマリアンに逢ったとハバートに話した。二人は薄幸なマリアンの幸福を祈って乾杯したという。

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