曠原の覇者（1925）

解説

チャールズ・ローグ氏の原作に基づき、「鬼神も怒る」「威風堂々」等と同じくク リフォード・スミス氏が監督し「悍馬は猛る」「西部征服」等主演のフート・ギブスン氏が主役を演じ、相手役は新進のヘレン・リンチ嬢でフィロマッカール氏が助演している。

1925年製作／アメリカ
原題または英題：The Arizona Sweepstakes

ストーリー

クートはアリゾナからサンフランシスコ見物にやってきて中華街で遊覧自動車のお 客のための喧嘩を本物と思って仲裁に飛び込み喧嘩屋に雇われる。そうして本物の喧嘩が起ったとき嘘の喧嘩と思って仲間入りをして牢にブチ込まれた。しかしアリゾナの長距離競馬会の次期が迫ったのでクートは牢を逃げてアリゾナへ帰ってきた。彼が未来を約束している娘ネルの父の持ち馬が負ければ、ネルは金持ちの牧場主ケイリーに取られてしまうのでクートは一生懸命だった。ケイリーがいろいろ卑劣な手段を弄して妨げたがクートは勇躍して見事競馬に一着の栄誉を得ると共にネルをも得たのである。