曠原の血煙

解説

「曠野に叫ぶ(1930)」と同じくゼーン・グレイ原作の西部劇で、同じくジョージ・オブライエンが主演する。脚色はアーネスト・パスカルが当たり「ヨーロッパ突進」「キット・カーソン」のアルフレッド・L・ワーカーが監督した。助演者は新進ルシル・ブラウン、「恋の大分水嶺」「黒時計連隊」のマーナ・ローイを始め「曠野に叫ぶ(1930)」「最後の一人」のウォルター・マッグレイル、「掠奪者」のロイド・イングレアム、「海の狼(1930)」のナット・ペンドルトン、及びジェームズ・メイスン、ジェームズ・ブラッドベリー・ジュニアが出演。カメラは「曠野に叫ぶ(1930)」「ヨーロッパ突進」のダニエル・B・クラークが担任。

1930年製作/アメリカ
原題または英題:Last of the Duanes

ストーリー

幌馬車に身を投じ父親と旅をつづけていたルス・ギャレットは、バック・デュエーンに会った。バックは家に帰り、父親が何者かに殺されているのを発見した。彼は早速ダンス・ホールに出掛け乱闘の末、仇のモルガンを殺し逃走した。その途中、彼は警官に打たれた逃走者リューク・スティーブンスの馬を、有名な悪漢団ブランドの仲間であるユーカーの所へとどけた。ブランドの隠れ家で、バックはポッサマーを相手に機敏に立ち回った所を首領ブランドの目にとまり、仲間に入るようすすめられたが悪に味方することを断ろうとした時、偶然ルスに会った。バックはユーカーから、ルスがブランドに誘拐されて来ていることを聞き、百方手をつくしてルスを救い出そうとした。ユーカーの力を借り、バックとルスの3人は逃げのびた。ここでルスは始めてバックが法の裁きをうけなければならぬ人間であることを知った。バックは身の潔白を明らかにするため単身町に乗り込んで行った。途中、広原の真っただ中で彼はブランドの一団と会い、ここに端しなくも大乱闘となり、ブランドを追いかけている警官の来ない前に彼らを完全に征服してしまった。かくて警官の計らいでバックは許され、ルスと共に自由の天地へ赴く。

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