恋に身を焼く

解説

フレッド・デ・グレサック氏、フランシス・ドゥ・クロアッセ氏合作の舞台劇「キテイーの結婚」を映画化したもので「女心を誰か知る」「罪な殿方」に続くフローレンス・ヴィダー嬢主演映画である。嘗て「負けじ魂」を監督したエドワード・H・グリフィス氏がパラマウント社に復帰して監督したもので脚色者はドリス・アンダーソン女史並にジョセフ・ジャクソン氏、ヴイドア嬢の相手役は前記二映画に同じくクライブ・ブルック氏が勤め、ノオーマン・トレヴァー氏、ジョスリン・リー嬢、アーサー・ルービン氏等が共演している。

1927年製作/アメリカ
原題または英題:Afraid to Love

ストーリー

レジノールド・ベルサイズ卿の伯父は莫大な遺産を卿に与える旨の遺言して死んだがそれにはその日の内に結婚しなければ遺産は全部水族館に寄付するという奇抜な条件がついていた。卿にはヘレンという好きな女があったが彼女は金はほしかったが卿と結婚する来は毛頭なかった。そこでレジノールド卿は友人の弁護士ジョン・トレヴアスをたずねて相談した。ところが弁護士はカサリン・シルヴァトンという娘から何か適当な仕事はないかと相気を受けていたので、彼女を花嫁に仕立てて偽結婚をさせることにした。ヘレンはその女が自分よりも美しくなければという条件で賛成したのでカサリンはできる限り醜く仮想して結婚を住ませた。翌日新婚旅行に出掛ける間際になってカサリンの本当の美しさを知った卿とヘレンは仰天した。かくて偽夫婦にヘレンを加えた3人はロンドンを立ってパリに向かった。カサリンは一人の怪しい男がヘレンに付纏っているのを認めた、そして彼がヘレンの情夫であることをも。パリに付くと弁護士から結婚の真偽を監視するために黒い髭の探偵が派遣されているから注意しろとの電報が来た。だから2人は黒髭の男さへ見れば殊更に仲良くしてみせねばならなかった。しかも驚いたことには行く先々には黒髭の男が必ず目を光らせているので卿は大々的に夫婦の愛情を誇示しなければならなかった。間もなく多数の黒髭はカサリンが秘かに傭ったことが判ったのでヘレンは怒ってロンドンに帰り卿とカサリンとの離婚手続きをさせた。しかし2人は最早真実に愛し合っていたし、ヘレンの悪事も露見したので、卿とカサリンとは花も実もある結婚生活入った。

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