「私の宝物の映画。」エル・スール Tabbyさんの映画レビュー(感想・評価)
私の宝物の映画。
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 こんなに精神的に結ばれている父娘はいない。
日本初公開の時に観たが、あまりにうらやましくて涙が出た。アグスティンはエストレリャをいつもひとりの人間としておとなと同等に接していて、エストレリャもそれに応えた。大事な振り子の扱い方を教えたり、聖体拝受の後のエン エル ムントを二人で踊るシーンなんてそこだけあたたかい南(エル・スール)のようだった。だから彼女は父の死を悟ることができたのだろう。
原作ではエストレリャが南(エル・スール)に行ったあとまで続いているらしいが、映画では描ききれなくてここで終わりになったらしい。余韻があるいい切り方だと思う。
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