恋と休暇

解説

「笑う門には福来る」「スピード花嫁」と同じくドロシー・マッケール嬢ジャック・マルホール氏共演喜劇で「煩悩」の原作者ケニオン・ニコルソン氏がトマス・バロウス氏と合作した舞台劇を「のんきなおばさん」のエフ・マッグルウ・ウィル氏が脚色し「彼とお姫様」「歟太捕物記」のウィリアム・ボーディン氏が監督した。キャメラは「高速度娘ジャズの巻」「躍る青春」のシッド・ヒッコックス氏が担任した。助演者としてはガートルード・アスター嬢、エディ・グリッボン氏が活躍している。

1929年製作/アメリカ
原題または英題:Two Weeks Off

ストーリー

百貨店の女売子キティー・ウィーヴァは夏休みを2週間貰ったので海岸へ行って金持の青年でもみつけて来ようと思って親友のアグネスと連立って出掛けた。キティーは若く美しく溌剌としているので、多勢の青年が彼女を取巻いたがなかんずく水泳教師のシッド・ライトは自分の恋人のことも忘れかけた程熱心だった。ところがキティーは映画俳優だと思込んだ。デーヴ・ピケットというせいそんを好ましく思い、遂に2人は恋し合うようになった。そして慈善演奏会にデーヴが出演することになったのでキティーは伴奏を引受けることになった。実際は水道栓などを修繕して歩く鉛管工のデーヴははからずも映画俳優扱いを受けて、何となくいい気持になっているうちにすっかり財布を空っぽにしてしまった。仕方なしにこっそりと内職をして水道栓を直しているところを運悪くシッドに発見されたがデーヴはそれを気付かなかった。恋の意趣晴らしにシッドは演奏会の時にデーヴの素性をあばいたのでキティーは幻滅を感じてニューヨークへ帰ったが、デーヴのことが忘れられない彼女は快快として楽しまなかった。ところが彼女の住居の水道栓が破裂した時、修繕にやってきた鉛管工こそキティーが忘れ兼ねていかデーヴ・ピケットであった。同じように彼女のことを想いつづけていたデーヴであった。2人は意外の邂逅に驚きかつ悦び、改めて愛の誓いの接吻が交わされたのである。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く