国境の町(1935)のレビュー・感想・評価
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ベティ・デイヴィス映画
ポール・ムニが乱暴っぽさのある「のし上がり者」、年配経営者と結婚している時点で「こりゃあ、彼を殺しちゃいそうだな~」と思わせるベティ・デイヴィスが共演している映画🤗
サスペンス映画にカテゴライズされているので観たが、さほどハラハラドキドキはしない😅
メキシコシティで努力を続けてようやく弁護士になったジョニー・ラミレス(ポール・ムニ)だが、周りは金を持っていない人が多く、野菜売りの年寄りの自動車がスピード違反の富豪女性に壊された裁判の弁護をする。
しかし、まったく準備不足で被告側弁護士に到底かなわず、相手弁護士を法廷で殴って弁護士資格を剥奪されてしまった。そんな彼は職探しの旅に出て、国境の町にある酒場の用心棒となった。彼は用心棒⇒支配人⇒共同経営者となるが、彼を雇った経営者チャーリーの妻マリー(ベティ・デイヴィス)はジョニーに言い寄る。ラミレスは「チャーリーとは良い仲を保ちたいので…」とマリーを相手にしない。するとマリーは事故死に見せかけて夫チャーリーを殺し、ジョニーに言い寄るが……といったドラマ。
せっかく弁護士になったジョニーが法廷暴力で弁護士資格剥奪も気の毒だが、富豪女性(マーガレット・リンゼイ)に結婚を申し込んだジョニーに「あなたとは生まれた世界が違う」と出自差別されたりするあたりは可哀そうになる。
また、法廷場面でのベティ・デイヴィスは演技上手いが、狂った女性役というのも哀れ。
全体的に「気の毒な場面」が多く、いまいちノリ切れなかったアーチー・L・メイヨ監督作であった。
映画がイマイチであっても、やっぱりベティ・デイヴィスは上手い‼️
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