消されたスパイ

劇場公開日:

解説

ブレアー・ロバートソンのオリジナル脚本を、TV出身のゲルト・オズワルドが監督したスパイ・アクション。撮影はジェームズ・クレイブ、音楽はジーン・カウアーとダグラス・ラッキーが担当した。出演は「友情ある説得」のマーク・リッチマン、「危険な道」のバーバラ・ブーシェのほかに、ウェンデル・コーリー、カール・エスモンド、マーティン・コスレックなど。製作はジョセフ・F・ロバートソン。

1966年製作/アメリカ
原題または英題:Agent for H.A.R.M.
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1966年6月2日

ストーリー

ワシントンにあるハーム諜報機関のチャンス(マーク・リッチマン)は、カリフォルニア州シービューの研究所にやって来た。最近、鉄のカーテンの東側から逃れてきた、生化学者ステファニック教授の助手マンソンが何者かに殺害されたからだ。チャンスは、教授の美しい姪エバ(バーバラ・ブーシェ)と知り合った。彼女も東側から脱出してきたばかりで、教授とは、子供の時以来の20年ぶりの再会だという。教授とチャンスは死体収容所に行き、マンソンの死体を調べると、意外にも死体の一部がかびに変化していた。それを見た教授は恐るべきことを話した。2年前、鉄のカーテンの東側に、宇宙から隕石が落ち、それには、ある特殊な胞子が付着していたという。その胞子は人体につくと、身体の細胞を食い荒し、かびに変えてしまう力をもっているという。マンソンは胞子を射出する胞子銃で射たれたのだ。さらに教授は、東側の細菌戦の権威マルコが、胞子を飛行機から農作物にふりかけるプランを立てていると話した。そして教授は胞子に対抗する抗毒剤を研究中だという。その夜、教授のところへ、マルコから抗毒剤を引き渡さないと、エバを殺害するという電話が入った。チャンスは敵の本拠地に乗りこんだが、その隙に教授は誘拐されてしまった。小型無電機で、教授が飛行場にいることを知ったチャンスは、胞子を積んだ飛行機が離陸寸前のところを、体当りで止めた。大乱闘が始まったが、その時、胞子の粉末を入れた袋が破れ、マルコと教授は胞子をかぶって苦しみ始めた。教授は抗毒剤の注射をしていたが、それは胞子の作用を多少遅らせただけだった。家へ帰ったチャンスはエバを捕えた。彼女は教授の姪などではなく、マルコ一味のスパイだった。マンソン殺しも彼女の仕業だったのだ。

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