警部物語

劇場公開日:

解説

イタリア系米人で初めて警部になったジョセフ・ペトロシノの、秘密結社マフィアへの闘争の生涯を描いたもの。ペトロシノにはアーネスト・ボーグナインが扮する。リヤード・コインズの脚本を、「暗黒の大統領カポネ」のリチャード・ウィルスが製作・監督した。撮影はルシエン・バラード、音楽はディビッド・ラクシン。出演はボーグナインのほか、「拳銃の報酬」のゾーラ・ランパートら。

1960年製作/アメリカ
原題または英題:Pay Die
配給:日本アライド・アーチスツ
劇場公開日:1960年6月18日

ストーリー

1906年のニューヨーク、イタリア移民地区。祭の日に天使に選ばれた少女が殺された。下手人はルーポ・ミアノだった。彼は恐喝専門の秘密組織「黒い手」の一員である。地区担当の刑事ジョセフ・ペトロシノ(アーネスト・ボーグナイン)は調査にのりだした。ある日、待のパン屋の娘アデリーナ(ゾーラ・ランパート)一家のもとに「黒い手」から強迫状がきた。イタリア系アメリカ人であるペトロシノ刑事は、「黒い手」の組織が、シシリー島に本拠地を置く秘密結社「マフィア」とつながりをもつとにらんだ。「マフィア」とは世界的な秘密結社で、イタリア人の間には名高い存在である。アデリーナの父は、さらに「黒い手」の一味によってリンチをうけた。ペトロシノは犯人の一味としてルーポ・ミアノを捕らえた。が、彼は街の有力者の圧力によって釈放されてしまった。ミアノは復讐をたくらみ、アデリーナに乱暴を働いた。彼女に心ひかれるようになっていたペトロシノは、ミアノ再逮捕を強行し、今度は彼を国外に追放した。ペトロシノはアデリーノと結婚した。2人の新居に、何者からかダイナマイトの包みが贈りとどけられた。歌劇王カルーソの命を狙ったり、「黒い手」の暴虐な仕業はなおも続いた。ペトロシノは、いつも事件の裏に地方銀行頭取のヴィットリオ・ザーロが関係しているのに気づいた。彼はザーロの出身地であるマフィアの本拠シシリー島に飛んだ。証拠品をそろえ、組織の全貌をつかんだ彼は、ある夜、一老人と食事した。老人はマフィアの一員だった。3人の男に囲まれたペトロシノは噴水のそばで射殺された。

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