結婚劇場

解説

最近ニューヨーク劇団でヒットした新人女優ドリス・ノーランが主演する映画で、「女学生大行進」「フロリダ超特急」のラルフ・マーフィーが監督に当たったもの。原作はM・コーツ・ウェブスターが書き、「旋律の殺人」「ダイヤモンド・ジム」に協力したハリー・クロークが脚色している。助演者は「五ツ児誕生」「テンプルの福の神」のマイケル・ウェーレン、「宝島(1934)」のチャールズ・チック・セール、「台風」のスキーツ・ギャラガー、「白衣の天使」のナイジェル・ブルース、「ジョージ・ホワイツ 1935年スキャンダルス」のクリフ・エドワーズ、一時スターだったペギー・シャノンその他で、「結婚設計図」のジョセフ・ヴァレンタインが撮影した。

1936年製作/アメリカ
原題または英題:The Man I Marry

ストーリー

リナ・アレンは伯父の興行師ロバート・ハートリーの脚本選定係である。伯父のもとへ来る脚本を読んで、それがどんなものか伯父に知らせる役目である。彼女は伯母のエロイズのお眼鏡に叶っているスロックトン・ヴァン・コートランドと結婚することになっているが、それが嫌さに伯父の別荘に逃げて行ってしまう。その途中で金持ちの青年ジャック・ゴードンと新聞記者ジェリー・リッジウェイに会った。2人は行方不明の劇作家ケン・ダーキンを探しに出ているのだった。リナについて酔った2人が別荘に乗り込むと、そこに当のケンが脚本執筆中であった。そしてケンは彼らに退去しろと命じたが、折柄の豪雨で3人とも泊まることとなる。翌日友人2名は退散したが、リナは女が嫌いだと宣言するケンに興味を持ち、なおも滞在する。そこにロバートからケン執筆の脚本は使えぬと断って返送して来た。リナはそれを読み、使える脚本だと伯父に電話をかけた。ロバートは別荘へ来て、ケンに脚本は使ってやると言った。しかし彼はそれがリナの推薦であると知るや、「女の干渉」と憤り上演拒否だ、と言う。やむなくリナはケンを家宅侵入罪として拘留させる。すると今度は牢屋は閑静で脚本執筆に適している、と出ないと言い出したが無理に出して舞台稽古に立ち会わせた。そうしている間にケンとリナは愛し合うようになり、伯母は苦々しく思ったが、ケンがスロックトン以上の名家の息子と知ると俄然賛成し出す。腐ったスロックトンはやけになって、ワンサガールと結婚し、ケンは脚本は上演されて大当たりをとるし、美しいリナを妻にすることが出来て、曾ての女嫌いが女性礼讃者となったのである。

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