空中世界一周

解説

世界の視聴を集めたグラフ・ツェッペリン号飛行船の世界一周大飛行はいよいよ八月七日を期して米国ニュージャージー州のレークハーストを出発したが、これと同時にハースト新聞社は映画班長ロベルト・ハルトマン氏を同乗せしめ、未だかつて行われなかった空中俯瞰撮影をこころみることとなった。船長ユーゴー・エッケナー博士及び子息クヌート・エッケナー氏をはじめ乗込員61名を乗せてツェッペリン号はレークハースト出発、大西洋を横断し、英国海岸を掠めてドイツに入り、ラインの流を見下ろしつつ同船の出産地フリードリッヒスハーフェンに安着して第1コースを終わる。第2コースは8月11日同地を発して東京へ向かい、ベルリン、バルチック海、ウラル山脈、ヤクーツク市を通過してオホーツク海に出で、北海道を東へ、8月19日東京を訪ね、霞ケ浦に着陸して第2コースを終わる。つづいて8月23日霞ケ浦出発、太平洋無着陸飛行の冒険を敢行し、サンフランシスコを経てロスアンゼルス飛行場に着し、第3コース完了。引き続いて8月28日夜明け前に同地出発、メキシコ近く飛んで、カンサス市、シカゴ市、ニューヨーク市の上空を悠々と通過、ついに29日未明レークハーストに安着して世界一周飛行を終えた。この日数総計21日5時間35分、実際の飛行時間は12日と5時間、実に有史以来はじめての企てであり、新記録であった。

アメリカ
原題:Around the World on the Herst Zeppelin

ストーリー

※ドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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