禁じられた家
劇場公開日:1966年2月22日
解説
ポリー・アドラーの自伝を「井戸」のコンビ、クラレンス・グリーンとラッセル・ラウスが共同で脚色、ラッセル・ラウスが監督したプライバシー・ドラマ。撮影はハロルド・スタイン、音楽はジョゼフ・ワイズが担当した。出演は「ロリータ」のシェリー・ウィンタース、「白馬奪回作戦」のロバート・テイラー、「ドノバン珊瑚礁」のシーザー・ロメロなど。製作はクレランス・グリーン。
1964年製作/アメリカ
原題または英題:A House is not a Home
配給:パラマウント
劇場公開日:1966年2月22日
ストーリー
貧民窟から身をおこし高級売春宿の女主人になったポリー(シェリー・ウィンタース)の過去は、確かに波らんに富んでいた。彼女が働いていた工場の女工監督バーニーに犯されてから転落がはじまった。女工仲間の紹介でフランク(ロバート・テイラー)という政治ゴロにひろわれ、ニューヨークの高級住宅地で売春宿を持たされるようになってから彼女は名物女になった。そこを舞台に政界や財界の大きな取り引きが行なわれていたのだから当然だった。ある日彼女がダンスホールに昔の友達に会いに行ったとき、バーニーがきており彼女に情交を迫った。ダンスバンドの歌手ケイシーはこれをみてバーニーをなぐりつけた。ポリーはケイシーに想いを寄せるようになったが自分の稼業を思うと諦めの方が先にきた。彼女はケイシーのために旅興行のあっせんもしてやった。そしてケイシーの求婚をうけたとき、自分の身分を初めて告白した。商売が繁盛すればするほど、ポリーは熱意を失なうようになった。そのころ、暗黒街のボス、ルチアノ(シーザー・ロメロ)の売春宿の恐喝事件が明るみになった。公判が開かれれば彼女も証言台に立たなければならないだろうし、今までのように稼業を続けていくことはできないだろう。それでも、ケイシーに対してだけは、どうしても自分自身が許せなかった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ラッセル・ラウズ
- 脚本
- ラッセル・ラウズ
- クラレンス・グリーン
- 原作
- ポリー・アドラー
- 製作
- クラレンス・グリーン
- 撮影
- ハロルド・スタイン
- 音楽
- ジョゼフ・ワイズ
受賞歴
第37回 アカデミー賞(1965年)
ノミネート
衣装デザイン賞(白黒) | エディス・ヘッド |
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