キング・ソロモン(1950)のレビュー・感想・評価
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インディージョーンズの先駆け
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英国の作家サーH.ライダーハガードの人気小説「ソロモン王の洞窟(1885)」は1937年~2008年までに6作品が作られ、本作は2番目でスタンダードサイズながらテクニ・カラー作品です。
プロットはいたって単純、アフリカの奥地にソロモン王の秘宝を探しに出かけ消息不明になったイギリスの探検家を捜索する一行の冒険物語。
未開の奥地は危険だから止めろと消極的な現地のベテランガイド(スチュワート・グレンジャー)を探検家の妻(デボラ・カー)がなんとか説得し、いざジャングル奥地へ出発、ハラハラさせる為のハンデキャップでしょうか探検家の妻も同行、最初は間近で観るキリンや猿など物珍しさで満面の笑顔でしたが過酷なジャングルの旅でめげる寸前、なんとか踏ん張って目的を達成します。
スチュワート・グレンジャー演じるガイドはノワール調の探偵ものに似た渋い男臭さで時代を感じさせますね。
見どころはCGなんてなかった時代に活き活きとした野生の動物たちのカラー映像でしょう、アカデミー撮影賞を受賞しました。
短いシーンでしたが洞窟探検はインディージョーンズの先駆けのような雰囲気で、この種の映画のパイオニアと感心しました。古い作品ですがアフリカ探検ものは色褪せないと思わせる力作でした。
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