「アクションとしては悪くないけどベタ」M:I-2 kalichan88さんの映画レビュー(感想・評価)
アクションとしては悪くないけどベタ
ウィルス研究所から危険物搬送中になんとIMFメンバーによりその危険物が盗まれる!イーサンは、女泥棒を仲間に引き入れ、その危険物が何かを探り、回収するミッションを遂行するように命令される…。しかしイーサンは彼女と恋に堕ちてしまう。このミッションは成功するのか…!
アクション映画としては頑張って作られており、香港アクション映画界では横にでるものはいないジョン・ウー監督の業が映画全体に散りばめられている。ロマンチックなセッティングにスローモーション、お決まりの展開やまるでダンスのようなガンアクションやバイクスタント。一生懸命楽しませてくれようとしているのが分かる。
しかし「ミッション・インポッシブル」としていい映画になっているかは別。スパイもの、そしてイーサン・ハントというキャラクターにこの映画の色が合っていないので、シリーズの中でもこの作品だけ浮いたようになってしまっているのだ。たった1日で本気で恋に堕ちるようなイーサンではない。ミッション第一なはずなのだ。イーサンは見た目が派手な動きや足技を使うようなスパイでもない気がする。シリーズとアクションのタイプが間違った、もったいない一作なのだ。
でも観ればそれなりに楽しめるし「アクションあるある」(もしくは「ジョン・ウーあるある」)として観れば勉強にもなる作品だと思う。
今回久しぶりに観て気付いたというか気になったのが、悪役アンブローズの右腕スタンプの存在。きっと裏に深い話があるんだろうなぁと思わせる(というかもっと思わせてくれてもよかったのに)と勘ぐってしまったよ…。
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